犀の教室
民主主義を直感するために
著:國分 功一郎
紙版
内容紹介
「何かおかしい」という直感から、政治へのコミットメントははじまる。パリの街で出会ったデモ、小平市都市計画道路反対の住民運動、辺野古の基地建設反対運動……哲学研究者が、さまざまな政治の現場を歩き、対話し、考えた思索の軌跡。民主主義を直感し、一歩踏み出すための、アクチュアルな評論集。
目次
まえがき──民主主義を直感するために
Ⅰ
パリのデモから
党内運営の諸問題
いまメディアに求めるもの──忖度との戦い
亡命はなぜ難しいのか?
権力のダイエット
なぜ考えることが必要か
Ⅱ
知性の最高の状態
生存の外部──嗜好品と豊かさ
インフォ・プア・フード/インフォ・リッチ・フード
書評 二〇一〇-二〇一三
ブックガイド──二〇一四年の日本を生き延びるための三〇タイトル
Ⅲ
民主主義にはバグがある──小さな参加の革命 山崎亮×國分功一郎
変革の可能性としての市民政治──吉野川と小平の住民投票運動を振り返って 村上稔×國分功一郎
教員は働きたいのであって、働くフリをしたいのではない 白井聡×國分功一郎
Ⅳ
辺野古を直感するために