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犀の教室

民主主義を直感するために

著:國分 功一郎

紙版

内容紹介

「何かおかしい」という直感から、政治へのコミットメントははじまる。パリの街で出会ったデモ、小平市都市計画道路反対の住民運動、辺野古の基地建設反対運動……哲学研究者が、さまざまな政治の現場を歩き、対話し、考えた思索の軌跡。民主主義を直感し、一歩踏み出すための、アクチュアルな評論集。

目次

まえがき──民主主義を直感するために


パリのデモから
党内運営の諸問題
いまメディアに求めるもの──忖度との戦い
亡命はなぜ難しいのか?
権力のダイエット
なぜ考えることが必要か


知性の最高の状態
生存の外部──嗜好品と豊かさ
インフォ・プア・フード/インフォ・リッチ・フード
書評 二〇一〇-二〇一三
ブックガイド──二〇一四年の日本を生き延びるための三〇タイトル


民主主義にはバグがある──小さな参加の革命  山崎亮×國分功一郎
変革の可能性としての市民政治──吉野川と小平の住民投票運動を振り返って  村上稔×國分功一郎
教員は働きたいのであって、働くフリをしたいのではない  白井聡×國分功一郎


辺野古を直感するために

著者略歴

著:國分 功一郎
1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学経済学部准教授。専攻は哲学。著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波書店)、『来たるべき民主主義──小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』(幻冬舎新書)、『統治新論──民主主義のマネジメント』(大竹弘二との共著、太田出版)、『近代政治哲学──自然・主権・行政』(ちくま新書)、『暇と退屈の倫理学 増補新版』(太田出版)など、訳書に『マルクスと息子たち』(デリダ、岩波書店)、『カントの批判哲学』(ドゥルーズ、ちくま学芸文庫)、『ジル・ドゥルーズの「アベセデール」』(DVDブック、KADOKAWA)などがある。

ISBN:9784794968234
出版社:晶文社
判型:4-6
ページ数:276ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2016年04月
発売日:2016年04月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QDTS