出版社を探す

香港はなぜ戦っているのか

著:李 怡
訳:坂井 臣之助

紙版

内容紹介

危機は起こるべくして起こった!
香港在住70年のベテランジャーナリストが暴く「一国二制度」の欺瞞に満ちた実態。
中国の圧迫が生んだ「香港人意識(本土意識)」の高揚に光を当てるタイムリーな一冊!

危機の背景にあるのが、香港の中国化と、
それに反発する香港の本土意識の高まり、両者の対決である。
香港の本土意識とは何か。わかりやすく言えば、それは香港を「ふるさと」と考え、
香港の現状(法と自由の尊重)を大切にし、広東語の文化を愛し、香港の利益を優先する
ローカリズム(地域主義)の意識である。
本土意識こそ近年の香港情勢を読み解くキーワードだと言っても過言ではない。
(本書「解説」より)

<目次より>
1、香港の「本土意識」とは何か
2、香港の「本土意識」はいつ生まれたか 
3、なぜ「香港を守る」という意識が拡大したのか 
4、香港人と新香港人 
5、危機に直面する「法治」
6、「愛港」精神と脱中国化 
7、無視されつづける市民感情
8、台湾と香港、新たなアイデンティティの誕生 
9、「一国」の圧迫が生んだ「二制度」の自主意識
10、いかにして混迷から抜け出すか

目次

1、香港の「本土意識」とは何か
2、香港の「本土意識」はいつ生まれたか 
3、なぜ「香港を守る」という意識が拡大したのか 
4、香港人と新香港人 
5、危機に直面する「法治」
6、「愛港」精神と脱中国化 
7、無視されつづける市民感情
8、台湾と香港、新たなアイデンティティの誕生 
9、「一国」の圧迫が生んだ「二制度」の自主意識
10、いかにして混迷から抜け出すか

著者略歴

著:李 怡
李 怡(りー・いー)
1936年中国広州市生まれ。本名・李秉堯,ペンネームは舒樺、齊辛など。香港の時事評論家、コラムニスト。1956年から文筆・編集活動に入る。1970年に政論月刊誌『七十年代』(後に『九十年代』に改称)を創刊、編集長を28年間務める。1998年に雑誌廃刊後、日刊紙『蘋果日報』の社説やコラム「世道人生」を執筆。また香港の公共放送(RTHK)の番組「一分間の閲読」を主宰し、今日に至る。2013年に出版した『香港思潮』(本書)は香港各界から高く評価される。他に『最も悪い時代、最も良い時代』『世道人生之八十自述』など著書多数。
訳:坂井 臣之助
坂井 臣之助(さかい・しんのすけ)
1941年東京生まれ。慶應大学経済学部卒業。共同通信社入社。2度の香港特派員、編集委員兼論説委員を歴任。共著に『香港返還』(大修館書店)、訳書に『超限戦』(共同通信社、後に角川新書)、『中国現代化の落とし穴』『中央宣伝部を討伐せよ』(以上、草思社)がある。

ISBN:9784794224453
出版社:草思社
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年02月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:NH