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辞書編集、三十七年

著:神永 曉

紙版

内容紹介

辞書編集とは“刑罰”である──
辞書編集ひと筋37年、『日本国語大辞典』の元編集長による
苦難と歓喜の回想録。日本語のうんちくも満載。

出版社に入りさえすれば、いつかは文芸編集者になれるはず……
そんな想いで飛び込んだ会社は、日本屈指の辞書の専門家集団だった──。
悪戦苦闘しつつも徐々にことばの世界にのめり込み、
気づけば三十七年もの間、辞書を編み続けた著者。
「辞書編集者なのに明るい?」
「辞書と闇社会の深い関係」
「『とにかく』と『ともかく』はどう違うか」など、
興味深い辞書と日本語話が満載。
日本でも希少な辞書専門の編集者によるエッセイ。

著者略歴

著:神永 曉
辞書編集者。元小学館辞書編集部編集長。1956年千葉県生まれ。1980年、小学館の関連会社尚学図書に入社。1993年、小学館に移籍。尚学図書に入社以来、37年間ほぼ辞書編集一筋の人生を送る。担当した辞典は『日本国語大辞典 第二版』『現代国語例解辞典』『使い方の分かる類語例解辞典』『標準語引き日本方言辞典』『例解学習国語辞典』『日本語便利辞典』など多数。2017年2月に小学館を定年で退社後も、『日本国語大辞典 第三版』に向けての編纂事業に参画している。また、辞典・事典サイト「ジャパンナレッジ」でコラム「日本語、どうでしょう?」を連載するかたわら、テレビ、ラジオに出演して日本語の面白さ、奥深さを広める活動も行っている。著書に『微妙におかしな日本語 ことばの結びつきの正解・不正解』『悩ましい国語辞典』『さらに悩ましい国語辞典』。2014年にNPO法人「こども・ことば研究所」を「辞書引き学習」を考案した深谷圭助中部大学教授と共同設立。国語に限らず、これから始まる小学校の英語教育や、さらには支援教育も視野に入れて、「辞書引き学習」による子どもの語彙力アップを目指した教育活動を展開している。

ISBN:9784794223708
出版社:草思社
判型:4-6
ページ数:296ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2018年12月
発売日:2018年12月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CBD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ