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裏口からの参戦 下

ルーズベルト外交の正体 1933-1941

著:チャールズ・カラン・タンシル
訳:渡辺 惣樹

紙版

内容紹介

ルーズベルトは、ヒトラーが拒否した役回りを日本の政治家にやらせることに決めた。
彼らなら面倒なくその役目を引き受けてくれそうだった。
……ルーズベルトはシグナル役を東洋に見つけた。
そして、真珠湾攻撃が起きた。
(本書より)

日本はいかにして米国の仕掛けた「罠」に落ちたのか?
外交史の大家が、第二次世界大戦へと至る米外交の裏側を実証的に検証した迫真の書。
1952年に米国で刊行されて以来、戦勝国史観へのアンチテーゼとして高い評価を得てきた著作の全訳。

<目次より>
第14章 アメリカに忍び寄る影
第15章 ルーズベルトを邪魔するイギリス
第16章 オーストリア併合
第17章 遅すぎた対独宥和の代償
第18章 ミュンヘン協定
第19章 チェコスロバキア保護国化
第20章 スターリンの世界地図
第21章 歩み寄る日本、拒否するアメリカ
第22章 戦争に向かうヨーロッパ
第23章 導火線に火をつけるスターリン
第24章 干渉を続けるルーズベルト
第25章 ヒトラーの決断
第26章 開戦へと誘導された日本
索 引
訳者あとがき

目次

第14章 アメリカに忍び寄る影
第15章 ルーズベルトを邪魔するイギリス
第16章 オーストリア併合
第17章 遅すぎた対独宥和の代償
第18章 ミュンヘン協定
第19章 チェコスロバキア保護国化
第20章 スターリンの世界地図
第21章 歩み寄る日本、拒否するアメリカ
第22章 戦争に向かうヨーロッパ
第23章 導火線に火をつけるスターリン
第24章 干渉を続けるルーズベルト
第25章 ヒトラーの決断
第26章 開戦へと誘導された日本
索 引
訳者あとがき

著者略歴

著:チャールズ・カラン・タンシル
チャールズ・カラン・タンシル
1890年生まれ。アメリカの歴史学者。ジョージタウン大学教授(1944~1957)。
第二次世界大戦開戦以前は不干渉主義の立場をとり、戦後はルーズベルト外交を痛烈に批判したことで知られる。本書のほか、“America goes to War”など、アメリカ史、アメリカ外交に関する多数の著作がある。1964年没。
訳:渡辺 惣樹
渡辺 惣樹(わたなべ・そうき)
日本近現代史研究家。北米在住。1954年静岡県下田市出身。77年東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著作が高く評価される。著書に『日本開国』『日米衝突の根源1858-1908』『日米衝突の萌芽1898-1918』(第22回山本七平賞奨励賞受賞)(以上、草思社)、『激動の日本近現代史 1852-1941』(共著・ビジネス社)、『戦争を始めるのは誰か』『第二次世界大戦 アメリカの敗北』(以上、文春新書)など、訳書にフーバー『裏切られた自由(上・下)』、フィッシュ『ルーズベルトの開戦責任』、レコード『アメリカはいかにして日本を追い詰めたか』、マックウィリアムス『日米開戦の人種的側面 アメリカの反省1944』(以上、草思社)などがある。

ISBN:9784794223494
出版社:草思社
判型:4-6
ページ数:536ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2018年08月
発売日:2018年08月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB