スイカのタネはなぜ散らばっているのか
タネたちのすごい戦略
著:稲垣 栄洋
絵:西本 眞理子
紙版
内容紹介
すべての植物は、子孫を残し、繁栄していくために「タネ」に秘密を持っている。綿毛で上空1000メートルを浮遊するタネ、時速200キロ超で身から噴射されるタネ、殻に守られ数千年後でも発芽可能なタネ……。台所で捨てられるスイカやリンゴのタネにだって、子孫繁栄のための秘密がある。さあ、種の不思議な世界をのぞいてみよう!美しい細密画、約60点収載。
目次
・ライオンにくっつき、死に至らしめる恐怖のタネが!
・烏麦は2本のノギで自力歩行してタネを散布!
・蘭のタネはカビの栄養分を奪い取って発芽!
・飛行機のヒントになった、薄い膜の翼を持つ種子って?
・ツタンカーメンの時代のエンドウのタネが現代に発芽!
・柿の種は丸いのに、なぜお菓子の柿の種は細長い?
・私たちの食べているお米は、じつは稲のタネ!
・イチゴの表面のつぶつぶは、タネじゃなくて実!
・梅干のタネもサクランボのタネも、じつはタネじゃない!