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キン・フー武―侠電影作法(さっぽう)

新装版

著:キン・フー
著:山田 宏一
著:宇田川 幸洋

紙版

内容紹介

中国伝奇アクション映画の名監督の世界でも唯一の聞き書き本、新装版で復刊。一九六七年の香港映画『龍門客桟』が東南アジアで空前の大ヒットとなり、その後『侠女』『迎春閣之風波』など名作快作を連発し、香港・台湾製の武侠映画、クンフー映画の一大隆盛をもたらした伝説の名匠の痛快な自伝。現代の中国圏の監督に多大な影響を与え、「香港のクロサワ」ともたとえられる映画人の貴重な記録。

目次

● 一九三二年、北京生まれ
● 京劇に魅せられて
● 共産革命で香港へ
● 初期の香港映画界と俳優時代
● レイモンド・チョウとの出会い
● 監督第一作『大地児女』
● 女の活劇
● 西本正は名キャメラマン
● ジャッキー・チェンとサモハン
● 物語を面白く語ること……など。

著者略歴

著:キン・フー
(胡金銓)一九三二年北京に生まれる。一九四九年、香港へ亡命。美術助手、俳優などを経て、一九六五年、ショウ・ブラザースの『大地児女』で第一作を撮る。『龍門客桟』(『残酷ドラゴン・血斗竜門の宿』)『侠女』(カンヌ映画祭・高等映画技術委員会大賞)など生涯に長短篇一三作品を香港・台湾で監督する。ハリウッド進出直前、一九九七年台湾にて急逝。
著:山田 宏一
映画評論家。1938年ジャカルタ生まれ。東京外国語大学フランス語科卒業。1964~67年パリ在住。その間「カイエ・デュ・シネマ」誌同人。著書に『トリュフォー、ある映画的人生』(ドゥマゴ文学賞、平凡社)、『何が映画を走らせるのか?』(キネマ旬報映画本大賞2005第1位、草思社)、訳書に『定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー』(蓮實重彥と共訳、晶文社)、ローレン・バコール自伝『私一人』、スーザン・ストラスバーグ『マリリン・モンローとともに』(草思社)などがある。
著:宇田川 幸洋
映画評論家。一九五〇年、東京生まれ。著書に評論集『無限地帯』(ワイズ出版)など多数。

ISBN:9784794222794
出版社:草思社
判型:A5
ページ数:392ページ
定価:3900円(本体)
発行年月日:2017年05月
発売日:2017年05月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF