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漂流の島

江戸時代の鳥島漂流民たちを追う

著:髙橋 大輔

紙版

内容紹介

江戸時代、流刑地・八丈島よりさらに三百キロ南にある鳥島に、十数年おきに日本人漂流民が流れ着いた。
窮地に立たされた彼らの前に姿を現した洞窟。
そこには、歴代の漂流者が生きる術を記した書き置きが残されていたという。
その洞窟は、今もあるのか。

『ロビンソン漂流記』のモデルとなった漂流民の住居跡を発見し
世界に報じられた探検家が、鳥島を踏査。
漂流民たちの劇的な生涯に迫る壮大なノンフィクション。

目次

・静岡の甚八、19 年3 ヶ月の漂流は、世界最長記録
・島に生息するアホウドリを一羽も殺さずに生きた者たち
・将軍・吉宗が、生還した漂流民を江戸城で歓待
・鳥島に漂流したジョン万次郎が生還後、また鳥島に向かった謎
・井伏鱒二、吉村昭らはなぜ鳥島漂流民を題材に小説を書いたか

著者略歴

著:髙橋 大輔
髙橋 大輔(たかはし・だいすけ)
1966 年、秋田市生まれ。探検家・作家。2005 年、米ナショナル・ジオグラフィック探検隊のリーダーとして、実在たロビンソン・クルーソーの住居跡を発見。探検家クラブ(米国)、王立地理学協会(英国)フェロー会員。著書に、『12 月25 日の怪物』(草思社)、『ロビンソン・クルーソーを探して』(新潮社)など。

ISBN:9784794222022
出版社:草思社
判型:4-6
ページ数:352ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2016年05月
発売日:2016年05月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ