ブンヤ暮らし三十六年
回想の朝日新聞
著:永栄 潔
紙版
内容紹介
在職中には膨大な記事を書き、優れた書評子でもあった元朝日新聞記者が、客観報道のイロハを叩きこまれた駆け出し時代から、歴史教科書リポートを最後の仕事として定年退職するまでの36年間を回想。取材現場での生々しいやりとり、稲山嘉寛、中内㓛、堤清二、諸井虔、石原慎太郎、小田実、赤尾敏諸氏をはじめ数多くの著名人の意外な素顔、知られざる記者の胸の裡を、巧まざるユーモアを醸す練達の筆で綴る。記者の本分とは何か、報道とは何か。実践的メディア論としても出色の本書は、大きく躓いた朝日新聞の謎を解くカギのすべてを示している。「記者の中の記者」が書いた近来の快著。
目次
■ 朝日が抹殺した〝微生物蛋白〟
■ 朝日・読売論説トップの「慰安婦問題」対話
■「 死去」か「崩御」か、二度目の天皇論議
■『 前衛』用紙だった論説からの返事
■ 驚かなかったサンゴ事件、いまは驚き
■ しらけさせてしまった中国訪日記者団
■ ソニー社長夫人に玄関から追い立てられた夜
■「 常務以上でなければ会わん」と経済部長
■ 大韓機爆破の金賢姫にインタビュー
■ 拉致問題を知らずに北朝鮮取材
■ 近づかれ、無視され……〝謎の人〟瀬島龍三氏
■「 二木会」が変えた? 朝日の論調
■ 歴史教科書リポートで不買運動の危機……
ISBN:9784794221186
。出版社:草思社
。判型:4-6
。ページ数:336ページ
。定価:1800円(本体)
。発行年月日:2015年03月
。発売日:2015年03月28日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNTP2。