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草思社文庫

文庫 去りゆく星空の夜行列車

単行本版

著:小牟田哲彦

紙版

内容紹介

豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」がまもなく引退、「北斗星」も姿を消す見込みとなった。夜汽車にゴトゴトと揺られて、日本列島を旅する――憧れの存在として、あるいは長距離移動の手段として長く愛されてきた夜行列車。だが、いまやその体験は幻になりつつある。失われた旅情を求めて、すでに姿を消した「富士」「さくら」などの伝統あるブルートレイン、青春18きっぷで乗れる快速「ムーンライト」シリーズ、そして憧れの「カシオペア」最高級スイートの一夜まで、著者が体験した19の夜行列車の旅を綴る。路線図や時刻表をたどりながら、去りゆく夜汽車の紙上乗車体験を。

著者略歴

著:小牟田哲彦
昭和50年、東京生れ。早稲田大学法学部卒業、筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻修了。日本及び東アジアの近現代交通史や鉄道に関する研究・文芸活動を専門とし、紀行作品や論文を多数発表。平成7年には日本国内のJR線約2万キロを全線完乗。世界70ヵ国余りにおける鉄道乗車距離の総延長は8万キロを超える。主な著書に『鉄馬は走りたい――南北朝鮮分断鉄道に乗る』(草思社)、『今でも乗れる昭和の鉄道』(東京堂出版)、『鉄道と国家――「我田引鉄」の近現代史』(講談社現代新書)など。日本文藝家協会会員。

ISBN:9784794221056
出版社:草思社
判型:文庫
ページ数:296ページ
定価:850円(本体)
発行年月日:2015年02月
発売日:2015年02月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TRF