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つながりっぱなしの日常を生きる

ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの

著:ダナ・ボイド
訳:野中 モモ

紙版

内容紹介

どの国でも若者たちは、Line のようなSNS やテキストメッセージに夢中で親を悩ませているが、これはほんとうに問題なのか――。若者向けメディア研究の第一人者が、若者、親、教育関係者たちを含む、166 人ものインタビューに基づいて、若者とソーシャルメディアの実態をまとめた。若者のネット活用に関するさまざまな俗説を覆し、そのポジティブな側面にも目を向けることで、大人から子どもまでのSNS 利用のあり方からネットマーケティングまでに貴重なヒントを与える、時代の必読書となる一冊。

目次

1. アイデンティティ なぜ、若者はネットでよからぬことをしているように見えるのか?
2. プライバシー   なぜ、若者はネットであけっぴろげにしてしまうのか?
3. 中毒       何が若者をソーシャルメディアにはまらせてしまうのか?
4. 危険       性犯罪者は、ほんとうにそこらじゅうをうろついているのか?
5. いじめ      ソーシャルメディアは、ほんとうに意地悪や残忍な行為を増幅するのか?
6. 不平等      ソーシャルメディアは、ますます社会の分断や格差を広げるのか?
7. リテラシー    デジタルネイティブは、幻想だ
8. パブリック    若者にとって、どこがオモテの場なのか?

著者略歴

著:ダナ・ボイド
マイクロソフト・リサーチ・シニア研究員、ニューヨーク大学助教(メディア、文化、コミュニケーション)。ハーバード大学フェロー。米国における若者とインターネットに関する研究の第一人者。Fortune で「インターネット研究における新星」と称されている気鋭の社会学者。
訳:野中 モモ
文筆・翻訳業。オンライン書店「Lilmag」店主。訳書にアリスン・ピープマイヤー『ガール・ジン「フェミニズムする」少女たちの参加型メディア』(太田出版)、ヴィクトリア・ブロークス/ ジェフリー・マーシュ『デヴィッド・ボウイ・イズ』(スペースシャワーブックス)、サイモン・レイノルズ『ポストパンク・ジェネレーション 1978 ー1984』(シンコーミュジック・エンタテイメント 共訳)など。

ISBN:9784794220875
出版社:草思社
判型:4-6
ページ数:384ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2014年10月
発売日:2014年10月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS