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巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?

縮みゆく国々が仕掛ける制度イノベーション

著:国末 憲人

紙版

内容紹介

フランス革命やソ連の誕生、さらにはEUの誕生など、欧州大陸では社会を人工的につくりかえるなかで新しい国家、社会、文化を創り出そうとする試みが続いている。東西ヨーロッパで起きていることは、すべてこの前提のもとに考えなければ理解できない。本書は、欧州取材歴の長いジャーナリストが原発の廃炉、漁業改革、政治におけるダイバーシティ、脱・一人一票の模索など、現在進行形で動く欧州における取り組みを解説する。ヨーロッパで起こっている変化からこれからの日本と世界を読み説く一冊。

目次

1章 撤退のビジネスモデル
2章 挑戦する漁業
3章 シャバダバダの世界
4 章 脱一人一票
5章 色を塗る革命
6章 戦略としての人権
7章 正義の話をしよう
8章 消える壁、生まれる壁
9章 反対に賛成
10章 欧州の壁を越えて

著者略歴

著:国末 憲人
1963年岡山県生まれ。1985年大阪大学卒。1987 年パリ第二大学新聞研究所を中退し、朝日新聞社に入社。パリ特派員(2001~04 年)、本社外報部次長(05~07 年)を経て、パリ支局長(07~10 年)。現在はGLOBE副編集長。著書に『ミシュラン 三ツ星と世界戦略』『サルコジ マーケティングで政治を変えた大統領』(新潮選書)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』(草思社)などがある。

ISBN:9784794220608
出版社:草思社
判型:4-6
ページ数:336ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2014年06月
発売日:2014年06月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCL