出版社を探す

日本はいかにして中国との戦争に引きずり込まれたか

支那通軍人・佐々木到一の足跡から読み解く

著:田中 秀雄

紙版

内容紹介

中国側は一貫して日中戦争を「日本の侵略」と評してきた。だがそれはどこまで事実に即した歴史認識なのか。孫文とも親しかった支那通軍人の著作・論文、当時の新聞報道をもとに、度重なる権益侵害、在留邦人の虐殺事件を経て日本が軍隊の派遣を余議なくされ、宣戦布告なき戦いに突入していくプロセスを詳述。中国側の挑発・宣伝戦の実態をも明らかにした、きわめて今日的教訓に富む日中戦争前史!

目次

支那軍は改造できるか/錯綜する国民党/北伐の開始/張作霖鉄道網に取り囲まれる満鉄/「田中上奏文」の原型となった中国の宣伝文書/万宝山事件、朝鮮農民の苦境/G・B・リーの「満洲国独立の必然性」/国際聯盟脱退、松岡洋右の主張/共産軍の不気味な動き/通州事件、中国保安隊による邦人虐殺/共産主義に無防備なルーズベルト/南京攻略戦

著者略歴

著:田中 秀雄
日本近現代史研究家。1952 年福岡県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。著書に『朝鮮で聖者と呼ばれた日本人』( 第2回国際理解促進優良図書優秀賞受賞)、『石原莞爾の時代』ほか。共訳書に『暗黒大陸中国の真実』がある。

ISBN:9784794220547
出版社:草思社
判型:4-6
ページ数:352ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2014年05月
発売日:2014年05月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ