地図で読む東京大空襲
両国生まれの実体験をもとに
著:菊地 正浩
紙版
内容紹介
六歳の誕生日に両国で東京大空襲を経験し、からくも生きのびた著者が、一夜にして十万人が死んだといわれる惨劇はどのようにして起こったのかを当時の地図を元に回想する。戦前の懐かしい下町文化( 相撲、花火など)の資料を元に大空襲の前と後とで町がどの様に様変わりしていったかを合わせ記す。当時の実体験と長じて地図の専門家となった知識とがあったからこそ書きえた貴重な本。
目次
一・戦前の暮らしと父の出征
ニ・東京大空襲
三・記憶の中の深川と浅草
四・戦時下の地図
五・空襲消失図をつくる
六・復興のネットワーク