それでも戦争できない中国
中国共産党が恐れているもの
著:鳥居 民
紙版
内容紹介
中国共産党は「亡党亡国」を恐れて熾烈な権力闘争を繰り広げてきた。朝鮮戦争も台湾への攻撃もそれを隠すための戦いだった。だが貧富の格差、少子高齢化がどこよりも深刻化する今、もはや中国は戦争などできない。党存続の崖っぷちに立つ中国に残された唯一のカードが、尖閣その他をめぐる日本への「挑発」なのである。だから日本は絶対にこれに乗ってはならない――。
目次
「亡党亡国」の恐怖/「穏定」こそすべて/毛沢東の猜疑心/金門島砲撃の虚構/総統選とミサイル演習/つぎの統一戦線工作/「末富先老」の宿命/百人のスーパーリッチ