精神科臨床の狭間で
折々の記
著:中安 信夫
紙版
内容紹介
精神科臨床の道を一筋に歩んできた著者が、臨床の傍らで想いをめぐらし書き綴ってきた随想集。時には激しくほとばしるほどの義憤と矜持に満ちた臨床メッセージや、東大精神科統合に奮闘した思い出、また著者が敬愛する臺・土居・中井との学問的交流など、歴史的にも価値ある27の掌編は、読者を感動と深い洞察へと導く。読者は著者の個性溢れる人柄に触れながら、知らず知らず精神科臨床の魅力に誘われていくだろう。