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短くも二人で結びきた道

オレがくれたもの

著:庄司 きみえ

紙版

内容紹介

 子育てもとっくに済んだ後の再婚同士の、短くも本当に充実した、またかけがいのない日々を描くドキュメント。
 ある日、夫の良二は膵臓がんと診断され、その日から4年5ヶ月の闘病生活の後、天に翔け抜けていった。その夫の生きた証を、確かにここにいたのだということを残したい一心で描き残された二人史でもある。
 そこには、夫・良二からもらった、たくさんの幸せと勇気に感謝の心が溢れている。そして、また夫からもらった、また歩き出す力に感謝がこめられている。
 著者は書く。「二つのプレゼントを貰った。一つは、何の混じりけもない、ただひたすら楽しかった時間だ。そしてもう一つは、もう一度、人を信じてみようという気持ちを持たせてくれたことだった。これからの人生を歩いていくときの私の宝物だ」と。
 人が生きるということの、その美しさ、その愛おしさを何度も思い起こさせる物語である。

目次

プロローグ がん告知/楽しかった時間/闘い/転院/穏やかな時間/最期の時間/「オレ」と私/「オレ」からの手紙/エピローグ 最後に あとがきにかえて

著者略歴

著:庄司 きみえ
奈良県出身。関西大学社会学部卒業。船橋市在住。

ISBN:9784790603689
出版社:青娥書房
判型:4-6
ページ数:128ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2019年08月
発売日:2019年08月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VF