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鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち

海を見た日

著:M・G・ヘネシー
訳:杉田七重

紙版

内容紹介

それぞれの事情で、養母の家に預けられた3人の子どもたち。みんながバラバラの方向を向いていて、ちゃんと向き合わずに過ごしてきた。そこへ新しくアスペルガー症候群の男の子が仲間入りし、その子の母親に会いたいという願いをかなえるために4人は冒険に出かけることになる。

作者M・G・ヘネシーのデビュー作『変化球男子』に続く第二弾です。これからの時代、家族とはどう定義すればいいのか? その問いに対するストレートな回答がこの物語です。どんな家族も、最初から家族なわけではありません。本物の家族になるには、その成員がみな、自分以外のメンバーの心の痛みをわかって、助け合うことが必要なのです。そういう家族が集うのが本物の家庭であり、子どもにとってはそここそが、安心できる自分の居場所となるでしょう。

著者略歴

著:M・G・ヘネシー
M・G・ヘネシー
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス在住。作家。『スター・ウォーズ』とサンフランシスコ・ジャイアンツとストロベリーアイスとダンスが大好き。裁判所から任命された特別擁護者(CASA)としてボランティアでLAの里親制度を支援している。また、LA LGBT センターのLifeWorks プログラムの指導者として、またGender Odyssey LA の主催者として、Camp Transcened の学長として、LGBTQ +コミュニティのために活動している。邦訳されている作品に『変化球男子』(鈴木出版)がある。
訳:杉田七重
杉田七重
東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。小学校での教師経験ののち、翻訳家として、児童書、YA 文学、一般書などフィクションを中心に幅広く活動。主な訳書に、『変化球男子』『ぼくの帰る場所』『青空のかけら』(いずれも鈴木出版)、『ブラックホールの飼い方』『秘密のノート』(共に小学館)、『ラプンツェル あたらしい冒険』(KADOKAWA)、『グレタのねがい 地球をまもり 未来に生きる』(西村書店)など多数。

ISBN:9784790233824
出版社:鈴木出版
判型:4-6変
ページ数:286ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2021年05月
発売日:2021年05月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB