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飛び跳ねる教室・リターンズ

著:千葉聡

紙版

内容紹介

「作家活動を続けるために教師でもやるか」。親のすねかじりで学生を続ける生活に限界を感じ、何度かの教員採用試験受験の末、中学の国語教員になった若き「ちばさと」。教師なんて楽勝! ヒット作を当てたら学校なんておさらばだ! 典型的な「でもしか先生」だったのに、壁にぶつかり、生徒にダメ出しされ、励まされるうちに、いつしか教員という仕事に夢中に! 教員歌人として活躍する作者による自伝的青春エッセイ。
2010年に亜紀書房から刊行された書籍に、著者による新たな書き下ろしあとがき、新作短歌を加えた新装版。解説=枡野浩一

目次

プロローグ 「死ね」と言われる程度ですよ

1 「学校の人」になる
・春の設計図
・キモいのが仕事なんです
・航海日誌
・本はお守り
・悲しもう、悲しめ、夜空
・短歌の神様

2 初めての「さんたん」
新しいクラス
M字ハゲ
風の歌
プレゼント
十五歳のかたち
「チェリー」をうたいながら

3 発言キングたち
すべては放課後に始まる
グレート・ガールズ
詩になれ
飛び跳ねる教室

4 ワル(?)たち
冒険のあとで
廊下グループ結成
サンクチュアリにて
教員ダイエット
愛と正義と夢とファミレス
ある握手

5 ちばさとのいた場所
職員室にて
音楽室の住人たち

6 さようなら、上菅田中学校
あのころ聞こえていた声
卒業式の奇跡

エピローグ 目を覚ませ、ガリバー

ちょっと長めのあとがき―亜紀書房版
ちょっと長めのあとがき2―新訂版

解説 枡野浩一

著者略歴

著:千葉聡
1968年、神奈川県生まれ。高校教諭。1998年、第41回短歌研究新人賞受賞。歌集に『飛び跳ねる教室』『今日の放課後、短歌部へ!』『短歌は最強アイテム』『グラウンドを駆けるモーツァルト』、小説に『90秒の別世界』、共編著に『短歌タイムカプセル』、編著に『短歌研究ジュニア はじめて出会う短歌100』などがある。歌人集団「かばん」会員。國學院大學、日本女子大学の兼任講師。

ISBN:9784788719156
出版社:時事通信出版局
判型:4-6変
ページ数:232ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2024年07月07日
発売予定日:2024年07月05日