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復刻新装版 謀略

復刻新装版

インテリジェンスの教科書を読み解く

著:大橋 武夫
解説:佐藤 優

紙版

内容紹介

「われわれは謀略を研究し、謀略を撃滅し、謀略から身を守らねばならない。」
―インテリジェンス解説の決定版とも言える書が1964(昭和39)年に時事新書から刊行されていた!

外交関係者や経営者などに読み継がれてきた不朽の名作『謀略』。現代日本におけるインテリジェンスの第一人者で、現役外交官時代から本書を愛読していたという佐藤優氏が、現在の国際情勢や自身の外交経験も踏まえた解説を加え、新装リニューアルします。
著者は、佐藤氏が「旧大日本帝国陸軍が生んだ傑出したインテリジェンス・オフィサー(情報将校)」とたたえる大橋武夫氏。兵法を経営に生かす「兵法経営」でも知られています。
本書では日露戦争時に活躍した明石元二郎・陸軍大佐をはじめ、ソ連のスパイだったリヒャルト・ゾルゲ、戦国武将などを例に、インテリジェンスのノウハウを解き明かします。著者の鋭い視点が光る最終章「七 謀略を考える」は必読! 会社・組織のマネジメントにも役立つ知識が満載です。

【「七 謀略を考える」の内容例】
・スパイの手段
・スパイの手順(狙う人)
・スパイ防止/スパイの外見
・近代謀略の矢は大衆に向けられる
・よい工作員
・日本人は謀略に弱い
・侵略者は、悪者をデッチあげる

60年の時を越えても色あせないインテリジェンスの考察は、日本人に警鐘を鳴らし続けています。
地政学リスクが高まる今こそ読みたい名著、待望の復刊です。

著者略歴

著:大橋 武夫
1906(明治39)年生まれ。愛知県蒲郡市出身。1927(昭和2)年陸軍士官学校本科卒業(39期)。1936(昭和11)年支那駐屯砲兵連隊中隊長、1941(昭和16)年第12軍参謀(北支・済南)、1944(昭和19)年東部軍参謀(東京)、1945(昭和20)年第53軍参謀(相模平野)、中佐にて終戦。
1947(昭和22)年鉄道車輌工業(株)人事課長、1951(昭和26)年東洋精密工業(株)代表取締役、1970年(昭和45)年(財)偕行社理事長、1972(昭和47)年同副会長などを歴任し、「兵法経営」の提唱者としても知られる。
1987(昭和62)年逝去。
解説:佐藤 優
作家、元外務省主任分析官。
1960(昭和35)年東京都生まれ。埼玉県立浦和高校卒業後、同志社大学神学部に進学。同大学院神学研究科修了。1985(昭和60)年外務省に入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、本省国際情報局分析第一課主任分析官(課長補佐級)として対ロシア外交の最前線で活躍。
モスクワ大学哲学部客員講師、東京大学教養学部非常勤講師、同志社大学神学部客員教授などを歴任。

ISBN:9784788719101
出版社:時事通信出版局
判型:4-6
ページ数:336ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JW