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高田賢三と私

「パリの息子」とすごした37年間

著:鈴木 三月

紙版

内容紹介

2020年10月、新型コロナで亡くなった世界的デザイナー「Kenzo TAKADA」であり、KENZOブランドの創設者である高田賢三。
高田賢三は、1965年にパリへ渡仏後、パリモード界に衝撃を与えたコレクションを発表した。そのデザインは、世界に新しい旋風を巻き起こしフランスが育てたデザイナーとしてその才能は絶賛され愛され続けた。東洋と西洋の伝統や文化を彼の感性というフィルターを通しデザインに融合させ、人々を魅了した。人を驚かせたり、楽しませるのが大好き。いつもどんな時でも夢へ向かって邁進し、皆を笑顔にさせた。

37年間、公私ともにビジネスパートナーとしてプライベートマネージャーとして支えた著者が語る、人間味溢れ、心温まる高田賢三の素顔と横顔。

‶夢追い人の高田賢三”の彩られた瞬(とき)を、プライベートを含む貴重な画像とともに綴る。

※高田賢三の「高」は、正式には「はしご高」。

目次

Prologue パリからの電話
Chapitre1 賢三さんと私、そして出会い
Chapitre2 プライベートマネージメント
Chapitre3 賢三さんとPARIS(1960~70年代)
Chapitre4 賢三さんとPARIS(1980~90年代)
Chapitre5 賢三さんと家
Chapitre6 アテネオリンピックのデザイン
Chapitre7 80歳 傘寿
Chapitre8 奇跡の2019年 亞門さんと蝶々夫人
Chapitre9 セ・シュエット30周年と私の60歳の誕生日
Chapitre10 新ブランド「K三」
Chapitre11 最後の作品
Chapitre12 2018年 ドキュメンタリー映画
Chapitre13 賢三さんと食
Chapitre14 旅
Chapitre15 賢三@東京
Chapitre16 お人柄
Chapitre17 ショップチャンネル
Épilogue パリは息子の死を悼む

著者略歴

著:鈴木 三月
【鈴木 三月】(すずき やよい)

株式会社セ・シュエット代表取締役。1977年パリソルボンヌ大学、Institute Catholique短期留学後、パリ・プレタポルテ・オートクチュール協会の日本事務所に在籍。1983年、高田賢三創設ブランド「KENZO」のレディース・ライセンスである株式会社エルカに入社。KENZOブランドの広報担当として、高田賢三氏とのつきあいがスタート。1991年に株式会社パザパ(のちの株式会社セ・シュエット)アタッシェ・ドゥ・プレス会社を設立。ヨーロッパのファッションブランドのPRを主に手がけるとともに賢三氏(KENZOブランド)と広報契約を結ぶ。その後、賢三氏からのオファーにより、ビジネス面以外に、パーソナルマネージャーとして、彼のプライベート面もサポート。2020年に「ミニマライズ・プラス(Minimalize+plus)」という自身のレディースファッションブランドをショップチャンネルにて立ち上げる。

ISBN:9784788718722
出版社:時事通信出版局
判型:4-6
ページ数:278ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDP