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ハウジングと福祉国家

居住空間の社会的構築

著:ジム・ケメニー
訳:祐成 保志

紙版

内容紹介

「ハウジング」の社会学の幕開け!

「住まい」について何ひとつ問題のない社会は存在しないでしょう。しかし、住宅問題の語られ方、そして問題の解決の仕方は、社会によって大きく異なります。本来、都市、家族、福祉など多分野にかかわる住宅の研究は、日本においてはもっぱら建築学が主導してきましたが、欧州を中心により広い社会科学の諸分野から新しい成果が生まれています。その一つの画期をなしたのが、住宅研究の認識論から説き起こし、構築主義の視点を導入しつつ、比較福祉国家論との接続を果たしたケメニーの研究です。イデオロギーと住宅供給システムの関係を読み解き、「福祉レジーム」と住宅保有形態の密接な関係を喝破した本書は、ハウジングの社会学の未来を拓く古典と言えましょう。訳者は東京大学准教授の祐成保志氏。

ISBN:9784788514119
出版社:新曜社
判型:4-6
ページ数:336ページ
定価:3400円(本体)
発行年月日:2014年12月
発売日:2014年12月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF