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キーワード心理学シリーズ 5

発達

著:高橋 晃

紙版

内容紹介

◆楽しく学ぶ発達心理学のエッセンス!◆

基本的な知識と最新の知識をバランス良くおりまぜながら、心理学の各分野をキーワードで学ぶ「キーワード心理学シリーズ」の第5巻です。「発達」は心理学でも中心的なテーマで類書もたくさんありますが、本書の特色は、テキストにありがちな大勢による分担執筆ではなく、著者が、細部まで気を配りつつ全体を書いていることです。そのため、記述が一貫していて、心理学の初心者にも理解できるように書かれています。大学の「発達心理学」授業の参考書としてだけでなく、保育士試験、教員採用試験などの、学問的に確立された概念を問う問題が多く出題される試験の勉強の副読本としても役立つでしょう。既刊のシリーズと並べてご展示ください。

目次

キーワード心理学5 発達―目次

 目 次

 「キーワード心理学」シリーズ刊行にあたって

 まえがき

パート1 発達の理論
 氏か育ちか 遺伝か環境か
 きょうだい・双生児研究 血縁の近さ
 家系研究・養子研究 家系図からわかること
 発達段階 ピアジェの発達段階とエリクソンの発達段階
 ひとり親家庭 非伝統的家族の影響
 育児文化 日米の比較から
 進化心理学 遺伝子と心



パート2 乳児期から幼児期へ
 選好注視法 好みから感覚能力を調べる
 対象概念 同じもの? 違うもの?
 愛着 心の中の「安全基地」
 表象 心的活動を支えるもの
 鏡映像認知 「自分」の発見
 初語 泣き声から言葉へ
 子どもの文法 ルールの発見過程
 自己中心性 「今、見えている世界」の制約
 アニミズム 万物に宿る生命
 内言と外言 発話された思考
 サイモン・セッズ 言語の行動調整機能
 読み書き能力 自然には身につかない言語能力
 遊び 行為そのものの喜び




パート3 児童期から青年期へ
 保存課題 みかけと同一性 
 ギャング集団 社会性を培う場所 
 性役割 男らしさ・女らしさ
 形式的操作 抽象的な思考能力
 道徳判断 善悪の理由づけの発達
 モラトリアム 自立の前の逡巡



パート4 成人期から老年期へ
 ペアレントフッド 親になること
 中年の危機 歳をとること
 サクセスフル・エイジングと老年的超越 老年期の幸福
 老人力 老いてこその優位性

 参考書
 引用文献
 人名索引
 事項索引


装幀―大塚千佳子
カバーイラスト―いとう 瞳

ISBN:9784788512344
出版社:新曜社
判型:A5
ページ数:176ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2011年06月
発売日:2011年06月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP