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マックス・ウェーバーと妻マリアンネ

結婚生活の光と影

著:クリスタ・クリューガー
他訳:徳永 恂
他訳:加藤 精司

紙版

内容紹介

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で知られる偉大な社会学者マックス・ウェーバーの生涯については、その妻マリアンネの書いた浩瀚な伝記が有名で、大学者の業績や人間的側面はかなり描かれているのですが、妻の視点からは抜け落ちているものがあります。女弟子で「愛人」となったエルゼ・ヤッフェとのことなどです。本書は、妻マリアンネとの自立した夫婦関係の内実、エルゼとの三角関係、さらにはマックスの弟アルフレートとの複雑な四角関係など、今まで語られなかった側面に光を当てて、「愛の人」マックス・ウェーバーという方向から知の巨人の仕事と生涯の全体像に迫ります。

目次

◆目 次◆
第1章 「私は婚約したつもりでいるんですが」
第2章 「哀れな子よ、今日がどんな日か知っているのか、お前の父親は処刑されるのだぞ」
第3章 「ぼくたちはお互い自由で対等なんだからね」
第4章 「君たちはみんな、職業人だけがまともだと思っているのだ」
第5章 「豚でさえそれには怖気をふるうだろうよ」
第6章 「友情(兄弟愛)--遥かな国」
第7章 「・・・自分の国を追われた王様」
第8章 「いざさらにイタカへと船をやれ--汝のおい、汝の死へと」
第9章 「それでもやはり--戦争は偉大ですばらしい」
第10章 「偶像や神像の瓦礫の山」
あとがきに代えて--マックス・ウェーバーの詩と真実

ISBN:9784788510784
出版社:新曜社
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:3400円(本体)
発行年月日:2007年12月
発売日:2007年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB