フォーラム21
はじめて学ぶヴィゴツキー心理学
その生き方と子ども研究
著:明神 もと子
紙版
内容紹介
初めてヴィゴツキーに出会う学生や子どもに関心をもつ大人のための入門書。
子どもの精神発達と教育の関わりについて先駆的な業績を残したヴィゴツキー。日本の幼児の遊びなどの観察例の分析を通して、ヴィゴツキーの考えを学ぶ。また、ヴィゴツキーの生涯や研究業績も紹介する。
目次
目次
第一部ヴィゴッキーに学ぶ
第一章 子どもの想像力
1 想像力とはなにか
2 想像力と創造
3 ことばと想像
4 描画と想像
5 想像と現実
第二章 子どもの遊び
1 想像的な遊びの芽生え
2 役割遊び
3 ヴィゴツキーの遊びについての考え
4 ルールのある遊び
第三章 社会的存在としての子ども
1 子ども自己中心的ことば―ヴィゴツキーとピアジェ
2 「精神間」から「精神内」へ
3 発達の最近接領域―大人や仲間の役割
第二部 ヴィゴッキーを知る
第四章 ヴィゴツキーの生涯
1 ヴィゴツキーの生活
2 父親としてのヴィゴツキ―娘ギータの回想から―
3 ヴィゴツキーの死に対する世界の反応
第五章 ヴィゴツキーの研究から
1.ヴィゴツキーと障害児教育
(1)社会的文脈の中の「障害」
(2)障害の理解
(3)障害児の診断と知能検査
(4)医師としてのヴィゴツキー
2.ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」論
(1)発達のとらえ方
(2)発達の最近接領域
(3)ヴィゴツキーとピアジェの自己中心的ことばに関する論争
(4)発達の先回りをする教育、そして「新形成」
あとがき
年譜