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シリーズ「遺跡を学ぶ」 012

北の黒曜石の道 白滝遺跡群

改訂版

著:木村 英明

紙版

内容紹介

北海道・白滝は世界第一級の黒曜石原産地。旧石器時代の白滝での石器生産システムを解明し、道内およびサハリン・シベリアの遺跡研究から、北の物流ネットワークと人類拡散のドラマを浮かび上がらせる。改訂版では、新たにわかってきたサハリン・シベリアとのつながりを解説。

目次

第1章 世界第一級の黒曜石産地・白滝
1 黒曜石の話
2 黒曜石の山・赤石山
3 もうひとつの原産地

第2章 日本旧石器研究と白滝

第3章 白滝遺跡群
1 山頂の石
2 山腹の遺跡
3 湧別川流域の大遺跡群

第4章 人類の活動と白滝産黒曜石
1 白滝産黒曜石との出会い
2 露頭の開発と流域の分業システム
3 海外に運ばれた白滝産黒曜石

第5章 石材流通のネットワーク
1 遠隔地の白滝産黒曜石の意味するもの
2 交換のネットワーク

第6章 北の黒曜石の道
1 長距離を旅する巨大石器
2 人類拡散のドラマ

著者略歴

著:木村 英明
1943年、北海道札幌市生まれ。
明治大学大学院文学研究科修士課程修了。史学博士、ロシア科学アカデミー名誉博士。
札幌大学文化学部教授、同大学院文化学研究科長などを歴任、2008年に退職。「カリンバ遺跡」史跡整備検討委員会委員長(前)、遠軽市白滝ジオパーク交流センター名誉館長(前)、白滝ジオパーク推進協議会学識顧問ほか。
主な著書 『北の黒曜石の道 白滝遺跡群〈改訂版〉』(シリーズ「遺跡を学ぶ」012、新泉社)、『縄文の女性シャーマン カリンバ遺跡』(シリーズ「遺跡を学ぶ」128、共著、新泉社)、『シベリアの旧石器文化』(北海道大学図書刊行会)、『黒曜石原産地遺跡・「白滝コード」を読み解く』(六一書房)、『氷河期の極北に挑むホモ・サピエンス』(雄山閣)ほか。

ISBN:9784787720412
出版社:新泉社
判型:A5
ページ数:96ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-A