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ティク・ナット・ハン詩集 私を本当の名前で呼んでください

著:ティク・ナット・ハン
訳:島田 啓介

紙版

内容紹介

言葉のマインドフルネス

私の喜びは春のよう
その暖かさで 
世界中の花を開かせる
私の痛みは涙の川のよう
溢れかえって 
四つの海を満たす

ティク・ナット・ハンがその簡潔で流麗な言葉で読む者の心をマインドフルネスに誘う。
ティク・ナット・ハン詩集の日本語版初訳。(発行=野草社)

目次

俗世の章 迹門
メッセージ/青々と茂る庭園/ムードラ/経験/ぬくもりのために ほか

涅槃の章 本門
巨鳥の羽音/ゆく手をはばむ美しき春/留め金をはずす/静寂/四月 ほか

著者略歴

著:ティク・ナット・ハン
1926年、ベトナム・フエ生まれ。禅僧、平和・人権運動家、学者、詩人。
700名を超える僧・尼僧による国際的な仏教徒コミュニティ(プラムヴィレッジ)のリーダーとして、多数の在家の瞑想実践者も含めて、日々のマインドフルネス瞑想、平和の創造、共同体形成、社会奉仕活動を実践している。
1964年、サイゴンにヴァン・ハン(万行)仏教大学を設立。1965年、仏教の非暴力と慈悲の行動にもとづく社会奉仕青年団(SYSS)を立ちあげる。1966年、ティプ・ヒエン(相互存在)教団を設立、行動する仏教の名のもとにベトナム戦争の中で平和活動を行うが、そのために70年代初頭よりフランスでの亡命生活を余儀なくされる。1967年にはマーチン・ルーサー・キング牧師によって、ノーベル平和賞候補に推された。
1982年、南フランスのボルドーにプラムヴィレッジ僧院・瞑想センターを設立。現在200名を超える僧・尼僧が居住し、毎年世界各地から多数の訪問者を受け入れている。
訳:島田 啓介
1958年生まれ。翻訳家。精神科ソーシャルワーカー(PSW)・カウンセラー。ワークショップハウス「ゆとり家」主宰。農業をベースにした自給的生活と、からだとこころの癒しの提供に取り組む。マインドフルネスの講座・講演を、大学、企業、医療・福祉分野、一般向けに広く実施している。ティク・ナット・ハンのメソッドによる瞑想会も開催。1995年のティク・ナット・ハン来日時のオーガナイズに関わる。
翻訳書に『ブッダの〈呼吸〉の瞑想』『リトリート ブッダの瞑想の実践』『大地に触れる瞑想』(野草社)『ブッダの〈気づき〉の瞑想』(共訳・野草社)、『怖れ』『パートナーシップのマインドフルネス』(サンガ)『ブッダの幸せの瞑想』(共訳・サンガ)ほか。

ISBN:9784787719812
出版社:新泉社
判型:4-6
ページ数:464ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB