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ホームズの不思議な世界

編著:平賀 三郎

紙版

内容紹介

ホームズという未解決事件を解き明かせ! 「ソア橋」「マザリンの宝石」に迫り、ホームズの聖地スイスを巡礼し、ボーイスカウトや政治家などの同時代の社会状況にも言及して、いまもなお多くの謎を誘発するホームズの不思議な世界を深く読み込む。

目次

まえがき 平賀三郎

第1章 千駄ヶ谷のシャーロック・ホームズ 中尾真理
 1 歌舞伎役者中村雅楽
 2 テームズ渓谷(ルビ:バレー)警察署モース警部
 3 ドラマ化されるシャーロック・ホームズ
 4 退場の美学

第2章 ソア橋の難問 福島 賛
 1 事件の舞台
 2 先行実験
 3 今回試みた実験

第3章 ホームズの事件簿と比喩表現 長谷川明子
 1 ホームズが用いた比喩表現
 2 比喩表現の言語学的考察
 3 比喩表現の種類
 4 ホームズ作品の比喩表現に対する多様な日本語訳

第4章 ホームズとボーイスカウト 眞下庄作
 1 英国でボーイスカウト運動が起こった背景
 2 ベーデン=パウエルの略歴と人柄
 3 ベーデン=パウエルのボーイスカウトの手引書
 4 ホームズの事件簿に登場するいろいろな男と女

第5章 《マザリンの宝石》を書いたのはXXXだった 森川智喜
 1 三人称
 2 フーダニット
 3 伏線回収
 4 推理
 5 ホワイダニット

第6章 ホームズ時代の英国首相大倫敦子
 1 ディズレーリ
 2 グラッドストン
 3 ソールズベリー
 4 バルフォア
 5 《海軍条約文書事件》について

第7章 スイス・ホームズ聖地巡礼の旅 平賀三郎
 1 バーゼルからジュネーブへ
 2 ローザンヌ
 3 リュソンのホームズ記念館
 4 モントルーとコー
 5 ローヌ渓谷
 6 ロイカーバート
 7 ゲンミ峠とダウベン湖
 8 インターラーケン
 9 マイリンゲン
 10 ライヘンバッハの滝とローゼンラウイ
 11 ルツェルンとシュブリューゲン峠
 12 ダヴォスとマローヤ

あとがき 平賀三郎

著者略歴

編著:平賀 三郎
日本シャーロック・ホームズクラブ会員、日本シャーロック・ホームズ研究委員会研究委員。ホームズ関係の著書に『ホームズ聖地巡礼の旅』(青弓社)、『シャーロック・ホームズ学への招待』(丸善)、編著書として『ホームズまるわかり事典』『ホームズなんでも事典』『ホームズおもしろ事典』(いずれも青弓社)など、せっせとホームズ学を実践している。その他ロータリークラブでホームズの卓話をしたり、文化講座でホームズを語ったり、ホームズ先生にはよく尽くしている。

ISBN:9784787292094
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2012年10月
発売日:2012年10月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB