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邪悪な文学誌

監禁・恐怖・エロスの遊戯

著:許 光俊

紙版

内容紹介

夢野久作、ハンス・ハインツ・エーヴァース、マゾッホ──異端作家らの邪悪な脳髄から紡ぎ出される、美と戦慄を引き起こすための精妙で密やかな策略。ときにコラージュ的に、ときに「想像力の濫費」を思わせるほどに分析した斬新な文学論。

目次

まえがき夢野の地獄遊園地コラージュ1 主に監禁とガラスについての──含:人形とガラスと手錠の風景視線とメディアと独身者と『蜘蛛』を髄までしゃぶる被虐遊戯のさいはてで──『毛皮を着たヴィーナス』とマゾヒズムあとがき参考文献

著者略歴

著:許 光俊
1965年、東京生まれ。慶應義塾大学で美学、東京都立大学大学院でドイツ文学を専攻。現在、東京都立大学独文学専攻助手。共著に『バロック的』(洋泉社)、訳書に『チャイコフスキー』(音楽之友社)がある。

ISBN:9784787291165
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:206ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:1997年
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DSA