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これだ!オーディオ術 2

格闘篇

著:村井 裕弥

紙版

内容紹介

音楽を楽しむための道具としてオーディオを最大限に活用するための視点やヒントを豊富な事例から紹介する。「アナログ再生やファイル再生との格闘」「音楽ソフト制作者との対話」「オーディオ・アクセサリー」など、オーディオへの見方が変わる内容が満載!

目次

第1章 いま考えていること、ぜひ伝えたいこと

前著『これだ!オーディオ術』で伝えたかったこと●とことんビギナーの面倒をみるとしたら●一見親切に見えるアドバイスが、上級者に育つ芽を摘み取る●試聴って、ホント難しい●大規模オーディオ・イベントや試聴会の難しさ●自宅試聴なら、どうよ●アナログ再生とPCオーディオについて●いわゆるハイレゾについて●何のためにオーディオに取り組むのか●人を驚かせるためのオーディオはやらない●ご要望のあて先●吉松隆氏のエッセイから学べること


第2章 わが家で生き残ったオーディオ機器


第3章 アナログ再生との格闘(2008年春―09年暮れ)

格安プレーヤーVestax BDT-2600の魅力●アナログvsCD 真剣勝負!!●田んぼのなかのレコード屋、「ニイノニーノ」が高級住宅地に移転●北九州市を代表するオーディオ愛好家のお宅を訪ねる●オリジナル盤の嵐と博多風鶏の水だき●オリジナル盤の直後にかけても聴き劣りしないテレサ・テン●アナログオーディオの楽しみは●「ニイノニーノ」での感動が大きすぎて……●3万2,000円プレーヤーにカツを入れる!●『マエストーソ・クラシック』の魅力は●ムーティ指揮ウィーン・フィル3年ぶりの来日●この音を、何とか自宅のスピーカーから出したい●「生音の雰囲気をたたえた音」を再生するのが得意なアナログ●『30Years Tubes――真空管録音30年』を開封する●「Stereo」2008年10月号の記事がやけに気になる●14年前自分が絶賛したアナログ・プレーヤーは●13年前、自分が絶賛したカートリッジは●プレゼンスオーディオのカートリッジは飲酒音楽鑑賞不可!●各誌絶賛のハイエンドMCカートリッジがあるじゃないか●これって、理想のMCカートリッジかも●ウチのやつが、とうとうキレた!!●じゃ、1個作ってください●逸品館1号館に、たまたまあったSolid Wood MPX●あの田中伊佐資氏とMPX仲間になった!●まずは水道ノイズ(?)を何とか止めなきゃ●ついに、アコースティック・ソリッドを箱から出す!!●各種微調整に、意外と手間取る●高級なプレーヤーほど、使いこなしが大変!!●アクリルマットって、何のために付いてるんだ!?●吉田苑のウェブサイトで掘り出し物を発見!!●江川工房スペシャル in 広島●江川氏の夢が、ついに実現?●評論家モードにスイッチON!●何かいやな音がするねぇ●エヴァヌイ・シグネチャーⅡの音が●広島駅で、ラスト・サプライズ●この音はどこかで聴いたことがある●その半年後、「Analog」誌に載ったインタビュー

第4章 ファイル再生との格闘(2008年秋―14年初頭)

あなたはPCオーディオ派か、アナログ派か。はたまた両刀遣いか●ノートパソコンを使って、初めて音楽を聴いた日●パソコンをCDトランスポートとして使うためのアダプター?●専用半導体メモリーさえあればCDトランスポートはいらない?●インフラノイズの音楽再生専用メモリーUSB-5●USB-101をより効果的に使うための半導体メモリー●HDD、1,100円メモリーとUSB-5を徹底比較試聴●半導体メモリーに手を加えると明らかに音が変わる●突如、ネットワーク・オーディオの世界へ●まずは必要なものを買い揃える●買ったはいいけど、自分だけでセッティングできるの?●マニュアルを発見したものの●無料翻訳サイトをフル活用●サイトごと翻訳するとダウンロードも容易に●NASの設定はほぼ全自動●何はともあれ、8時間で音が出た!●何だ!? こんなところに日本語マニュアルが●たった3カ月間でここまで進化●DSDはDSDのままD/A変換せよ! 10年前から明らかだった真実●フォーマットの堕落にストップをかけたハイレゾ●2年前、ようやくDSDの配信が始まったものの●DSDの魅力を知る人たちが世界中で知恵を絞る●DSDネイティブ再生の魅力を音楽誌の読者にも●CDのデータはいったんリッピングしてから再生する●D/AコンバーターをGPSクロックで制御●DSDネイティブ再生は世界を救う●高級プリアンプのクオリティーにDACプリ2台で挑戦●気がつくと、内なる声に従っていた●ASIO2.1方式で、DSD5.6MHzのファイルも再生可能に


第5章 管球式アンプの世界へようこそ

長く付き合いたい! 管球式アンプの魅力と底力●マックトン十番勝負


第6章 確認音源とは何か

道案内は必要だけど●ASCに入会すると●塩が多すぎるから、砂糖を入れよう?


第7章 音楽ソフト制作者との対話

REQST西野正和氏との対談●“低音”はオーディオ仲間で話題となる永遠のテーマだ●出水電器のオーディオ用電源工事が、ここでも貢献


第8章 オーディオ・アクセサリー

バック工芸社のスピーカースタンドBasicシリーズ●お部屋のS/N比を改善するインナーサッシ●チェック用CDをきちんと決めよう●サーロジックのSVパネル●インフラノイズの「リベラメンテ」ピンケーブル●Ge3のスピーカーケーブル「芋蔓DQ」●制振金属M2052を応用したアナログ用アクセサリー●フェーズメーションの管球式フォノイコライザーアンプ●静―Shizuka―のケーブル用ノイズキャンセラーCNC20-200●WAGNUSのデジタルケーブルeRuby Pro●インフラノイズのクロック・レシーバーCCV-5●イチカワテクノロジー 端子クリン●デンテックのデジタルアンプ専用高周波フィルターRWC―1●オーディオ用電源工事●ソーラーパネル・オーディオのすすめ●A&R Labの定電圧電源PS-12●シンプル・イズ・ベストの「常識」をくつがえす相島技研パワーエクストラ●アコースティックリヴァイブRR-777●長谷弘工業のCDプレーヤー用インシュレーター「ティラミス」●インフラノイズのスピーカーケーブル「スピーカーリベラメンテ」●REQSTのレゾナンス・チップ・コネクト


第9章 それでも、選び方を教えてというあなたのために

エントリークラスをなめるんじゃねぇ●SACD/CDプレーヤーの選び方●プリ・メインアンプの選び方●スピーカー・システムの選び方●アクティヴ・スピーカーについてこれだけは補足したい!●学生時代に愛用していたスタックスのヘッドフォン


第10章 結局、オーディオの成否は部屋なんじゃなかろうか

建て替えをきっかけにリスニングルームを計画●ヨーロッパの建築に近づけるような設計●測定と実際の感覚には想像以上に開きがある●アコースティックエンジニアリングでおこなわれたイベント

初出一覧

あとがき

著者略歴

著:村井 裕弥
1958年、三重県伊勢市生まれ。東京学芸大学卒業。1989年暮れ、少年期に熱中したオーディオの世界に突如復帰。97年からはコスモヴィレッジのWebサイトおよび「A&VVillage」で江川三郎公開実験室を詳細レポート。やがてソフト記事(毎月購入する100枚以上のCDすべてに点数をつける)や製品評まで手がけるようになる。同時期に「stereo」では、オーディオフェアをレポート。音楽之友社の年末ムックでは、全国有名マニアの自宅をまわり、仲間たちのネットワーク作りにもいそしむ。2000年6月SACDプレーヤー導入後は「買えるかぎりのSACDソフトをすべて自腹購入するぞ」と宣言して、5年間それを継続。02年暮れには、ルーメンホワイトの国内初ユーザーとなる。03・04年、パイオニアカーサウンドコンテスト審査員(1日半で150台の車の音を採点!)。03年から08年、「stereo」主催自作スピーカーコンテスト審査員。11年からはスピーカー・クラフト記事も手がける。同誌では、中小メーカーでキラリと光る音の匠たちを紹介する連載「音匠列伝」も好評。

ISBN:9784787273512
出版社:青弓社
判型:A5
ページ数:152ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2014年08月
発売日:2014年08月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TJK