分断されないフェミニズム
ほどほどに、誰かとつながり、生き延びる
著:荒木 菜穂
紙版
内容紹介
非婚/未婚/既婚、正規労働/非正規労働、性差別的な売春か/セックスワークか、女性の保護か/男女平等か――。差別に抗いながらもともに声を上げられない現実を、権力構造によるジェンダー分断、考え方や生き方、個人の関係性などの視点から読み解く。
目次
はじめに――オンナの呪いを解く
第1章 女は連帯できないのか――フェミニズムとシスターフッド
1 呪いを解く知としてのフェミニズム
2 フェミニズムが見据えてきた「女同士」
3 シスターフッドの発見――分断のメカニズムへの抵抗として
第2章 対話、問い直し、フェミニズム
1 女性の活動への関心と縁
2 平場という関係とその困難
3 「対話」の工夫と調整
4 他者との対話、自己との対話
第3章 フェミニズムの「呪い」と女の欲望
1 フェミニストとしての自分を縛る「呪い」
2 ロック文化とフェミニズム
3 「エロ」はフェミニズムの敵なのか
4 「酒場女子」をめぐるモヤモヤ
5 フェミニズムか反フェミニズムかの二分法を超えて
おわりに――他者と適度につながり続けるために
ISBN:9784787235299
。出版社:青弓社
。判型:4-6
。ページ数:228ページ
。定価:2400円(本体)
。発行年月日:2023年12月
。発売日:2023年12月18日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。