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編集者になろう!

著:大沢 昇

紙版

内容紹介

売り上げ減少や書籍のデジタル化など、いま、「本の世界」はグローバルに激動している。変化のときにこそ若い力が必要だ。長年の経験をもとに、本作りの実態、編集技術、人脈の作り方、電子編集に必要な技、企画の立て方、などを具体的にレクチャーする。

目次

はじめに――出版を志す人たちへ

序章 編集者の一日――「本」って何だろう? 編集って何をやること?
 1 紙ができる以前の「本」と「デジタル本」の出現
 2 編集者に必要な「三つの力」

第1章 「本」の現場から
 1 初めての雑誌作り
 2 総合週刊誌は「雑誌のデパート」
 3 週刊誌は「顔が命」だ!
 4 『舟を編む』の世界はホント?

第2章「本」はモノである
 1 電子書籍では味わえない「顔」と「形」
 2 「手が見る、目が掴む」装丁の世界
 3 ミスがない「本」は編集者の誇り
 4 「本」は売れなければ紙の束

第3章人脈こそ、編集者の「財産」
 1 人脈は目に見えない「貸し借り」
 2 人脈作りのコツは中国型「SNS」
 3 メディアで働くために――出版と新聞・テレビの違い
 4 コミック編集は作家との「二人三脚」

第4章変化する編集の仕事
 1 取材のイロハを学ぶ
 2 世界に広がる出版市場
 3 「本」の定価はどうやって決まる?
 4 「紙」と「電子」の本が混在化する時代
 5 ウェブ利用の本作り――セルフパブリッシングとブログ

第5章編集のキモは企画だ!
 1 百万部売る、百年間売る
 2 魅力的な企画に見せる「三本の矢」
 3 「永遠の夢」ベストセラー出版
 4 「本」はやはり企画で決まる!

もっと知るために――執筆にあたって参考にした「本」

あとがき

著者略歴

著:大沢 昇
1952年、東京都生まれ。1974―75年、シンガポールに在住してPANA通信に勤務、76年、東京外国語大学外国語学部中国語学科を卒業。小学館に入社し「週刊ポスト」編集部や外国語編集部などで働く。2013年に退社。現在は、大正大学客員教授、獨協大学講師、中国分析・総合センター代表。著書に『中国はどこへ』(三一書房)、『中国の性愛テクノロジー』(青弓社)、『中国怪奇物語』全5巻(汐文社)、『現代中国』(新曜社)、共著に『世界の長編文学』(新曜社)など。

ISBN:9784787233790
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2014年06月
発売日:2014年06月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GLK