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青弓社ライブラリー 74

占いにはまる女性と若者

著:板橋 作美

紙版

内容紹介

占いに何を求めているのか、なぜ信じるのか、「信じない」と強調するほど気になるのはなぜか――。占いの仕組みを二項対立構造や隠喩、分類方法、恣意性などに分解して検証し、「たかが占い」と思いながらも自分の行動の指針をゆだねてしまう奇妙な心性を探る。

目次

第1章 いまどきの占い
 1 氾濫する占い
 2 いくつかの特徴
 3 科学と占い

第2章 占いは何をしているのか
 1 人は占いに何を求めているのか
 2 言葉による世界の秩序づけ
 3 偶然の秩序化
 4 問い方と答え方

第3章 人はなぜ占いを信じるのか
 1 占いの対立構造
 2 比喩のはたらき
 3 占いは物語を作る
 4 恣意性から必然性へ
 5 上のレベルの設定

第4章 女性、若者と占い
 1 女性と占い
 2 若者と占い

著者略歴

著:板橋 作美
1948年、東京都生まれ。東京医科歯科大学教養部教授。専攻は文化人類学、宗教人類学。著書に『占いの謎』(文藝春秋)、『俗信の論理』(東京堂出版)、共著に『日本妖怪学大全』(小学館)、『神話とメディア』(岩波書店)など。

ISBN:9784787233547
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:212ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2013年03月
発売日:2013年03月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VXF