青弓社ライブラリー 73
路地裏が文化を生む!
細街路とその界隈の変容
著:増淵 敏之
内容紹介
1960年代から70年代にはサブカルチャーを支え、クリエイターを育んでいた路地裏は、バブル期の都市開発に押されながらも、いままた再創造されている。全国の路地裏をフィールドワークして、路地裏がもつコンテンツ創造の可能性、地域振興の役割を再評価する。
目次
はじめに
第1章 都市論でのバックストリート
1 バックストリートの定義
2 都市論の系譜
3 場所をめぐる議論
4 ストリートまたはその界隈
5 都市の変容と文化的装置
6 バックストリートと猥雑性
7 文化の生産装置としてのバックストリート
第2章 東京における多様なバックストリートの変容
1 東京論の行方
2 創作者たちが集う場所
3 新宿
4 渋谷
5 六本木
6 原宿
7 下北沢
8 秋葉原
9 吉祥寺
第3章 京阪神におけるメディアとバックストリートの関係
1 創造の場
2 京阪神の胎動期
3 東京への一極集中
4 サブカルチャーの勃興とタウン誌
第4章 ポップカルチャー創出の場としての札幌のバックストリート
1 一九七〇年代の札幌
2 田上義也
3 音楽の基盤形成
4 場所の形成
5 文学領域での場所の形成
6 南三条通り
7 札幌のメディア戦略
8 バックストリートの行方
第5章 広島フォーク村から見えるバックストリートの機能
1 広島のバックストリートカルチャーの現状
2 広島フォーク村の誕生
3 第二期広島フォーク村
4 広島中心商店街界隈
5 バックストリートの力
6 アニメなどの映像系アーティスト
7 新たなバックストリートの出現
第6章 福岡におけるバックストリートの拡散
1 ブラジレイロ
2 照和の時代
3 サブカルチャー生成の基盤としての学生の存在
4 現在の福岡での創造の場
5 福岡のバックストリート
第7章 結語
あとがき
ISBN:9784787233462
。出版社:青弓社
。判型:4-6
。ページ数:236ページ
。定価:1600円(本体)
。発行年月日:2012年11月
。発売日:2012年11月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。