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きみからの贈りもの

小児がんとたたかった24人

著:関 朝之

紙版

内容紹介

ある日突然、わが子が小児がんを宣告された──。その日から、家族の壮絶なたたかいが始まる。抗がん剤治療、難航するドナー探し、繰り返す再発。命の極限状況にありながら、それでも生き、夢みようとした子どもたち24人の生を記録した渾身のノンフィクション。

目次

まえがき──二十四人の命を巡る旅へ

第1話 小さな宣教師……鹿毛永遠さん

第2話 天使の絵……三瓶彩子さん

第3話 一日だけの登校……柳戸結香里さん

第4話 青春の入り口で……小野寺守さん

第5話 魂は一冊の書籍に……鈴木景子さん

第6話 二度目の生……西村知己さん

第7話 ツツジの花のように……高橋悠さん

第8話 いつか、雪降るバス停で……朝枝洋さん

第9話 「生き抜く」という大きな仕事……上野元輝さん

第10話 見知らぬ誰かのために……小野哲史さん

第11話 雲への想い……湯口観子さん

第12話 「終わり」から始まる物語……勝木淳彦さん

第13話 旅の途上……葭野高志さん

第14話 宝物を抱きしめて……田中真純さん

第15話 吹きはじめた「そよ風」……黒澤彩乃さん

第16話 息子が教えてくれたこと……國越歩さん

第17話 道──かっぱを愛した少年……森田健太さん

第18話 ちっちゃなお姉ちゃん……末岡なつみさん

第19話 幸せの光景……山田里美さん

第20話 リターン・オブ・ハピネス……長尾唯佳さん

第21話 それぞれの心のなかに……北澤晴香さん

第22話 「幻の未来」のためにも……久須本怜奈さん

第23話 あれから三十年が流れ去り……溝口信雄さん

第24話 旅立ちの日に……津田絵梨奈さん

あとがき──「生きた証」を求めた旅を終えて

小児がん支援団体

著者略歴

著:関 朝之
1965年、東京都生まれ。城西大学経済学部、日本ジャーナリストセンター卒。仏教大学社会学部中退。スポーツ、医療、農業、労働、動物などの取材テーマに取り組み、同時代を生きる人々の人生模様を書きつづけている。著書『10人のノンフィクション術』(青弓社)、『救われた団地犬ダン』『えほん だんちのこいぬ ダン』『タイタニックの犬ラブ』『瞬間接着剤で目をふさがれた犬純平』『えほん めをふさがれたいぬ じゅんぺい』『のら犬ティナと4匹の子ども』『ガード下の犬 ラン』『高野山の案内犬 ゴン』『のら犬ゲンの首輪をはずして!』(いずれもハート出版)、『出会いと別れとヒトとイヌ』(誠文堂新光社)、『歓喜の街にスコールが降る』(現代旅行研究所)、『たとえば旅の文学はこんなふうにして書く』(同文書院)など。

ISBN:9784787232267
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:219ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2003年12月
発売日:2003年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ