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青弓社ライブラリー 20

ブラスバンドの社会史

軍楽隊から歌伴へ

著:細川 周平
著:阿部 勘一
著:東谷 護

紙版

内容紹介

軍楽隊として戦意高揚に寄与したブラスバンドは、敗戦後は自衛隊や消防の吹奏楽、アメリカ軍駐留キャンプのジャズバンド、歌謡曲のバックバンド=歌伴、そして学校のクラブ活動として、脈々と受け継がれている。聞き書きもまじえて、大衆音楽の変遷をたどる。

目次

まえがき 東谷 護

第1章 「ブラバン」の不思議──〈ブラスバンド〉の社会史をひもとく目的と視点 阿部勘一
 1 「ブラバン」の不思議
 2 再生産される「ブラバン」
 3 大衆音楽としての〈ブラスバンド〉
 4 〈ブラスバンド〉を論じるにあたって

第2章 世界のブラスバンド、ブラスバンドの世界 細川周平
 1 ブラスバンドの二面性
 2 植民地主義とブラスバンド
 3 ブラスバンドの世界
 4 日本のブラスバンドを比較して

第3章 軍楽隊と戦前の大衆音楽 塚原康子
 1 軍楽隊前史──幕末の鼓笛隊と喇叭
 2 陸・海軍楽隊の歩み
 3 軍楽隊の教育とレパートリー
 4 民間職業バンドの発生と展開
 5 アマチュアバンドの展開

第4章 歌謡曲を支えたブラスバンド 東谷 護
 1 それは「クラブ」から始まった
 2 時代を超えて鳴り響くブラス

第5章 バンドマン・高澤智昌のライフヒストリー 高澤智昌/阿部勘一/東谷 護
 1 戦前篇
 2 戦後篇

年表

あとがき

ISBN:9784787231925
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2001年12月
発売日:2001年12月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVL