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青弓社ライブラリー 14

愛する人を所有するということ

著:浅見 克彦

紙版

内容紹介

恋愛は所有という罪をもっている。同時に自分自身を過剰に認識し、自我の問題をも生み出す。愛はけっして清らかなものにとどまることはない。愛をめぐる心の動きを小説や哲学・思想のなかにさぐり、自我の実相を一つひとつ確認しながら提示する愛の思想史。

目次

まえがき第1章 愛にふりまわされる自我──所有の企て第2章 ココロとカラダ第3章 嫉妬と所有第4章 「愛するのが好き? 愛されるのが好き?」──愛の能動と受動第5章 「タイプ」への愛と「理由」の求め──対象愛と自己愛第6章 愛と所有──所有的な愛と自我第7章 従属の愛──被所有の所有結びにかえて──愛からの逃避あとがき

著者略歴

著:浅見 克彦
1957年、埼玉県生まれ。北海道大学教員。専攻は経済学、社会思想史。おもな著書に『批判のエロス』(青弓社)、『所有と物象化』(世界書院)共著に『動物園というメディア』(青弓社)、翻訳に『アート・クラック』『メディア・イベント』(いずれも青弓社)がある。

ISBN:9784787231864
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:212ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2001年07月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX