無重力の文化誌
落下浮遊する身体
著:津田 幸雄
紙版
内容紹介
人間は、地球の重力の呪縛から逃れて浮遊することを夢み、同時に落下する快楽を求めてきた。絶叫マシンやバンジージャンプから、水泳や舞踊、絵画や伝説、祭りなどまでを射程に、われわれの無重力・浮遊・落下への欲望と神秘とを考察する。
目次
はじめに第1章 遊園地──身体と天体の共演 1 落下浮遊の豊饒 2 浮上する別世界 3 人は原初から無重力を愛した 4 激しい落下行動──ランドダイビング 5 穏やかな浮遊装置──ブランコ 6 落下する身体の神秘第2章 競技と舞踊──身体浮遊の文化 1 スポーツ原論と重力 2 スポーツは重力の子ども 3 浮遊するスポーツ 4 森羅万象への身体浮遊──舞踊 5 人はなぜ踊るのか 6 ムーンウォーク──アポロ文明の舞踊化第3章 万物は浮遊する幻 1 生活誌のなかの浮遊 2 太陽の落下──落日への視線 3 滝の真実──なぜ人は滝に魅せられるのか 4 身体浮揚 5 不死への浮遊
ISBN:9784787231628
。出版社:青弓社
。判型:4-6
。ページ数:252ページ
。定価:1600円(本体)
。発行年月日:1999年
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ。