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風俗裏日記

著:落合 真司

紙版

内容紹介

イメージクラブのフロント業務についたノンフィクション・ライターが、世紀末ニホンの性風俗とそこに生きる人たちの赤裸々な実態──男たちを「処理」していく風俗嬢の姿、金の流れ、警察の手入れ──を克明につづる異色の潜入ルポ。

目次

プロローグ 風俗嬢の悲鳴が聞こえるI  風俗店のからくり  女の子の部屋は宝塚の楽屋  フロントは客の意志をコントロールしている  労働基準法無視の十六時間勤務  なにがあっても客を帰すな  嘘と偽りのテクニック  遣い走りの日々  ヘドロのような汚物を浴びながら  風俗という誘導灯に群がる獣たち  風俗嬢になにを求めますか  闇に吸い込まれる巨額の資金II  風俗の海を泳ぐ女たち  風俗嬢の新人教育現場  力尽きて散っていく女の悲劇  腐った心の風俗嬢  猜疑心に満ちた貧しい心  高飛びする女たち  風俗嬢を破壊する女店長のいじめ  仕組まれた罠  フードルのスーパースター登場III  数奇な運命をたどり地獄からはいあがった女  陰謀と誘惑  強姦未遂からヤクザとの同棲へ  ホームレス生活と覚醒剤の地獄  風俗店を転々としクスリに沈む  関西一過酷なファッションヘルスIV  永遠につづく哀しい遊戯  「世のなかみんな悪いわよ」  私服の刑事がカウンターを叩いた  謎の会長、そして闇のオーナーの正体  仮面をとらない女たち  指名をとるための職人技  最後の夜──永遠につづくドラマエピローグ 涙のエンドレスゲーム

著者略歴

著:落合 真司
1964年、大阪府生まれ。1986年、追手門学院大学経済学部経済学科卒業。卒業後、クレジットカード会社に就職。文芸誌『BRACKET』などで執筆活動を続け、一九九〇年、フリーライターとなる。主な著書に、『中島みゆき観測日記』『中島みゆき・夢見の技法』『ユーミン・恋愛風景論』『中島みゆき・愛に行く者へ』『中島みゆきデータブック』(ともに青弓社)などがある。

ISBN:9784787231475
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:1997年
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN