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ヒーローの修辞学

ウルトラマン/仮面ライダー/機動戦士ガンダム

著:平松 洋

紙版

内容紹介

物語の誘惑、物語の快楽。麻薬のような陶酔性で時代を象徴するほどの力をもちえた物語──ウルトラマン、仮面ライダー、機動戦士ガンダム──の構造の分析をとおして、1960年代以降の資本主義社会の変容を解析するメタ・ヒーロー論。

目次

序第1章 ウルトラマンのメタファーからメタフィジークへ 1 ウルトラマンのアルケオロジー 2 対ウルトラマンの心理構造  1 ヒーローのタイポロジー  2 類型論にみる対ウルトラマンの深層心理 3 ウルトラマンの社会的深層構造第2章 エクソシストから仮面ライダーへ、悪あるいは蝗のメタファー  Pre-texte「エクソシスト」における癒しのメタファーあるいは、exordiumとしてのexorcist 1 癒しのメタファーとしての仮面ライダー  1 〈仮面ライダー=自らのエクソシズム〉、ヒール(Heel)からヒーロー(Hero)へ  2 〈仮面ライダー=他者へのエクソシズム〉、ヒール(Heel)からヒーラー(Healer)へ  3 仮面ライダーのエクソシズムにおけるアポリア  4 仮面ライダーにおける蝗のメタファー第3章 ガンダム論序説──闘争するヒーローからヒーローの逃走論へ 1 ガンダム──闘争するヒーローからヒーローの逃走論へ  1 〈逃走する主体〉、あるいはシステム横断の逃走論  2 〈逃走する社会〉、あるいは歴史の誕生  3 〈逃走する精神〉、精神分析からスキゾアナリーズへ、あるいはニュータイプ論の境域  4 〈逃走するヒーロー〉、あるいはヒーローのノマドロジー後記──あるいは本書の生い立ち

著者略歴

著:平松 洋
1962年生まれ。早稲田大学卒業。フリーター(フリーランス・ライター)。朝日新聞広告局1990年度年間広告企画「感じ変換シリーズ」企画案採用によりコピーライターへ。現在、SPプランニングからマルチメディアソフトの提案まで幅広く展開中。

ISBN:9784787230591
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:230ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:1993年