中東欧の文化遺産への招待
ポーランド・チェコ・旧東ドイツを歩く
編著:四方田 雅史
編著:加藤 裕治
内容紹介
中世都市や炭鉱、工場、博物館、集合住宅、強制収容所跡――日本ではあまり知られていない中東欧の文化遺産を訪ね歩き、フルカラーの写真とともに文化遺産の歴史的・社会的な背景や観光・まちづくりとの関わりなどをコンパクトにガイドする。
目次
はじめに 四方田雅史
第1章 ポーランド・チェコのルネサンス要塞都市における超時空的考察――ザモシチ、オロモウツ、テレジーン 根本敏行
1 ルネサンス要塞都市
2 ザモシチ(Zamość)
3 オロモウツ(Olomouc)
4 テレジーン(Terezín)
第2章 ヴィエリチカ岩塩坑の産業遺産と観光 藤田憲一
1 ヴィエリチカ岩塩坑の概要
2 ヴィエリチカ岩塩坑の彫像とチャペル
3 産業遺産の具体的なアイテム
4 岩塩坑の観光資源としての役割
第3章 中東欧の近代産業遺産――オストラヴァの産業遺産を中心に 四方田雅史
1 オストラヴァの概要と産業遺産群
2 ミハル炭鉱
3 ランデク・パーク(アンセルム炭鉱)
4 ヴィトコヴィツェ製鉄所
第4章 現代の「負の遺産」――クラクフのシンドラー・ファクトリー 加藤裕治
1 クラクフ本駅前・旧市街地
2 オスカー・シンドラーの工場跡ミュージアム(シンドラー・ファクトリー)
3 シンドラー・ファクトリーの周囲の遺産(ポドグージェ地区など)
第5章 社会主義時代の集合住宅遺産――カール・マルクス・アレーとポルバを中心に 四方田雅史
1 社会主義時代の集合住宅という文化遺産
2 カール・マルクス・アレーの集合住宅群と社会主義観光
3 ポルバの集合住宅群と社会主義観光
第6章 ドイツ映画〝文化遺産〟のリメイキング――「メディア都市」バーベルスべルク 加藤裕治
1 バーベルスベルクについて――「テーマ化」という観点から街を見る
2 バーベルスベルクの映画産業の来歴について
3 バーベルスベルクの現在――街の状況
第7章 産業遺産と商業・芸術文化施設の邂逅――ポーランド・ウッチとカトヴィツェの例から 根本敏行
1 ウッチのマヌファクトゥーラ
2 カトヴィツェのシプ・ヴィルソン
第8章 ポーランド建築紀行――ワルシャワ・グダンスク・ポズナン 海野敏夫
1 ワルシャワ
2 グダンスク
3 ポズナン
第9章 デザインの視点から見た東欧(ポーランド) 峯 郁郎
1 ポーランドとの出合い
2 欧米とデザイン
3 ポスターという自己表現、コミュニケーション手段
4 主だった視察訪問先での所感
おわりに 加藤裕治
ISBN:9784787220738
。出版社:青弓社
。判型:A5
。ページ数:160ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2018年03月
。発売日:2018年03月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC。