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ツチノコの民俗学

妖怪から未確認動物へ

著:伊藤 龍平

紙版

内容紹介

江戸期には妖怪として畏怖されてきたツチノコは、1970年代に幻のヘビとして日本中を騒がせ、未確認動物として実在と不在の渦のなかでいまでも夢を与えつづけている。民間伝承では恐怖の存在だったツチノコが、マンガや観光資源になった足跡をたどる文化史。

目次



第1章 ツチノコの正体
 1 蛇の妖怪ツチノコ
 2 蛇とうなぎとムカデの頭
 3 器物の妖怪ツチノコ

第2章 ツチノコ談義
 1 ツチノコ余話
 2 本草書の怪蛇
 3 のっぺらぼうとツチノコ

第3章 『逃げろツチノコ』を捕まえる
 1 『逃げろツチノコ』の時代
 2 ツチノコの誕生
 3 山本素石がいた山河

第4章 ツチノコが歩んだ道
 1 少年マンガとツチノコ
 2 水木しげるが描いた「つちのこ」
 3 「地方の時代」のツチノコ

あとがき

著者略歴

著:伊藤 龍平
1972年、北海道生まれ。台湾・南台科技大学教員。専攻は伝承文学。著書に『江戸の俳諧説話』(翰林書房、2007年)。

ISBN:9784787220295
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2008年08月
発売日:2008年08月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC