哲学教師ジャンケレヴィッチ
著:ジャン=ジャック・リュブリナ
訳:原 章二
紙版
内容紹介
ジャンケレヴィッチによって哲学は蘇る――。現代思想の主流からは距離を取り続けたジャンケレヴィッチ。人文知が疲弊している現在、改めて注目が集まるその思想のエッセンスを紹介し、核心部分をていねいに解きほぐして可能性を明らかにする初めての入門書。
目次
ジャンケレヴィッチの手紙
序言
はじめに──感謝のしるしとしての不実
ジャンケレヴィッチ略年譜
第1章 ジャンケレヴィッチの肖像
1 目に見えない本質的なものを求めて
2 音楽家、闘士、哲学者、そして人間
3 星から降る暗い明るさ
第2章 徳について
4 器官─障害
5 誘惑、失望、美しい外見
第3章 ソルボンヌにて
6 暴力について
7 偽善について
8 沈黙について
付録1 ウィラード・ラベリンクとジャンケレヴィッチの往復書簡
付録2 リュシエンヌ・ジャンケレヴィッチ宛 フランス共和国大統領の手紙
文献目録
訳者あとがき