宗教と社会問題の〈あいだ〉
カルト問題を考える
編:南山宗教文化研究所
紙版
内容紹介
オウム真理教の地下鉄サリン事件によって宗教という言葉のもつ意味は変わり、「カルト」は一挙に緊迫した課題になって宗教研究に衝撃を与えた──。研究者・弁護士・ルポライター、さまざまな論者たちの討論をとおして宗教と宗教研究の危機を検証する。
目次
オリエンテーション ロバート・キサラ
第一セッション 社会問題としての宗教
カルトとスピリチュアル・アビューズ 藤田庄市
宗教と社会問題の〈あいだ〉 山口 広
コメント:1 米本和広
コメント:2 奥山倫明
レスポンス
第二セッション カルト・セクトに対する社会の応答
日本における「カルト」問題の形態──宗教社会学的「カルト」研究の課題 櫻井義秀
なぜ「カルト」問題は発生したのか──「グローバル化過程におけるナショナル・アイデンティティの追求」というマクロな視角から 中野 毅
コメント:1 ロバート・キサラ
コメント:2 渡辺 学
レスポンス
第三セッション 宗教研究への衝撃とその性格の問い直し
現代宗教研究の明暗 弓山達也
体験的「オウム真理教現象」研究・再考 芦田徹郎
コメント:1 林 淳
コメント:2 樫村愛子
レスポンス
全体討論
あとがき 渡辺 学
著者略歴
ISBN:9784787210333
。出版社:青弓社
。判型:4-6
。ページ数:282ページ
。定価:3000円(本体)
。発売日:2002年08月14日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRR。