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図書館を語る

未来につなぐメッセージ

編著:山崎 博樹

紙版

内容紹介

これからの図書館をどうやって運営すればいいのか――。公立図書館の現職/元館長や図書館学の研究者、新設コンサルタント、什器メーカー、学校図書館関係者の11人が経験を生かして対談・鼎談・座談で縦横に語る。住民と図書館の未来につなぐメッセージ集。

目次

まえがき 山崎博樹

第1章 〝役所のひと〟が司書になって――さまざまな視点を生かした図書館づくり 伊東直登[松本大学図書館長]/淺野隆夫[札幌市中央図書館]/山崎博樹[知的資源イニシアティブ代表理事]
 勤めていた図書館について
 図書館の最初の印象
 なぜ図書館の仕事をしようと思ったのか
 図書館での仕事を続けるうえでの課題や困難
 図書館内部でのコミュニケーションで工夫した点は
 これからの図書館への提言

第2章 「〝役所のひと〟が司書になって」拡大反省会 齋藤明彦[元鳥取県立図書館長]/伊東直登[松本大学図書館長]/淺野隆夫[札幌市中央図書館]/山崎博樹[知的資源イニシアティブ代表理事]
 私の図書館との関わり
 図書館の可視化
 図書館のターゲットと図書館員の能力
 思いをつなげていくためには
 都道府県立図書館について
 図書館職員の研修

コラム 公共図書館の生き残り戦略――図書館に新しい看板を掲げよう 山崎博樹
 図書館は生き残れるだろうか
 地域活性化サービス
 図書館とIT化
 公共図書館とボランティア
 小・中学校との連携
 図書館員の胸に看板を掲げよう

第3章 ビジネス支援サービス事始め 竹内利明[ビジネス支援図書館推進協議会会長]/山崎博樹[知的資源イニシアティブ代表理事]
 図書館の最初の印象
 BL協議会の始まりと役割
 ビジネスライブラリアン講習会
 BL協議会の活動
 ビジネス支援サービスの課題
 今後の図書館の展望
 図書館員に望むこと

第4章 公立図書館のレファレンス・サービスの現状と課題、これから 齊藤誠一[千葉経済大学短期大学部教授]/山崎博樹[知的資源イニシアティブ代表理事]
 レファレンス・サービスの位置づけと必要性
 レファレンス・サービスの課題
 現場の図書館員が学ぶべきこと
 AIとレファレンス・サービス、利用の壁
 「レファレンス協同データベース」について

第5章 図書館、ICTを語りつくす 原田隆史[同志社大学大学院総合政策科学研究科教授]/山崎博樹[知的資源イニシアティブ代表理事]
 図書館との出合いとデジタルライブラリアン講習会のこと
 図書館員はICTについて何を学ぶべきか
 図書館のICT戦略
 図書館のICT推進の壁と課題
 図書館でのICTの可能性
 図書館員に必要な認識と能力とは
 図書館の危機

第6章 学校図書館の課題とこれから 神代 浩[量子科学技術研究開発機構監事]/中山美由紀[立教大学兼任講師]/山崎博樹[知的資源イニシアティブ代表理事]
 学校図書館の最大の課題
 学校図書館の地域での可視化
 連携先である公共図書館の理解
 学校司書の役割の明確化と待遇改善
 これからの学校図書館に求められる機能とは
 学校司書に求められる資質
 学校図書館を支える教育行政のあり方
 学校図書館への期待

第7章 図書館をどう始めるか 岡本 真[アカデミック・リソース・ガイド代表]/山崎博樹[知的資源イニシアティブ代表理事]
 岡本さんとの出会い
 argの創業
 図書館づくりとその課題
 図書館への民間の関わり
 図書館員に求められるもの

第8章 キハラが図書館のためにできること 木原一雄[キハラ代表取締役]/山崎博樹[知的資源イニシアティブ代表理事]
 経営ビジョン
 図書館の製品づくり
 安全、安心を目指して
 気づくということ
 仕事に対する理念
 図書館へのエール

あとがき 山崎博樹

著者略歴

編著:山崎 博樹
1955年、秋田県生まれ。知的資源イニシアティブ代表理事、デジタルアーカイブ学会評議員、日本生涯学習学会員、日本図書館協会員。秋田県立図書館を経て、国立国会図書館関西館で「レファレンス協同データべース」準備のため2年間勤務。ビジネス支援図書館推進協議会の設立に参画し、現在は同会副理事長。総務省地域情報化アドバイザー、内閣府知的財産戦略本部実務者検討委員会構成員、図書館サービス向上委員会(りぶしる)委員長、紫波町図書館専門アドバイザーとして活動。

ISBN:9784787200778
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:280ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2021年08月
発売日:2021年08月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GL