新・生命科学シリーズ
植物の成長
著:西谷 和彦
紙版
内容紹介
植物の成長のしくみは、われわれの想像以上に精緻で、それに基づく植物の生命戦略も極めて巧妙であることが、近年の植物生理学の研究で明らかになってきた。本書は、植物の成長に関する現時点での研究の到達点と、その解明に至るまでの歴史的背景を、学部の学生諸氏が理解できる形にまとめたものである。
具体的には、陸上植物の中で、現在隆盛を極めている被子植物に注目し、その成長のしくみを、(1)植物に固有の遺伝子や細胞のはたらき、(2)植物器官の形成、(3)植物ホルモンによる成長の制御、の三つの視点から解説する。われわれ人類とはまったく異なるコンセプトで生きる被子植物に固有の生き方や生存戦略を理解していただけるであろう。
目次
1.なぜ被子植物か
2.植物の遺伝子と細胞
3.水と物質の輸送
4.細胞壁と細胞成長
5.発生過程
6.オーキシン
7.ジベレリン
8.サイトカイニンとエチレン
9.その他の植物ホルモン
ISBN:9784785358457
。出版社:裳華房
。判型:A5
。ページ数:216ページ
。定価:2500円(本体)
。発行年月日:2011年05月
。発売日:2011年05月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PST。