化学の指針シリーズ
錯体化学
著:佐々木 陽一
著:柘植 清志
紙版
内容紹介
錯体化学は単なる化合物群の化学としての位置付けから、他の分野と綿密に関連し、金属元素が関わる化学の主要部分を占める分野として、今やその重要性が広く認識されている。
本書では、古典的な錯体化学のエッセンスを確保しながらも、最近の情勢に対応できるように内容を工夫した。金属元素の基礎的な性質を系統的な目で振り返るところから出発し、この知識をもとに、全体を通して金属元素全体に目を配り、系統的視点を失わないような記述を心掛けている。
配位子が重要な役割を演ずる研究が急増しているため、配位子を概説する章も設けた。また、立体構造、電子状態などを通じて、多核錯体に関する記述を入れるようにつとめた。
目次
1.錯体化学とは
2.錯体化学の基礎としての金属元素の諸性質
3.金属錯体の立体構造
4.金属錯体の電子状態
5.金属錯体の安定性
6.金属錯体の反応
7.配位子から見た錯体化学
8.発展する錯体化学の分野
ISBN:9784785332242
。出版社:裳華房
。判型:A5
。ページ数:264ページ
。定価:2700円(本体)
。発行年月日:2009年11月
。発売日:2009年11月30日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PNR。