クラスター入門
物理と化学でひも解くナノサイエンス
著:近藤 保
著:市橋 正彦
紙版
内容紹介
産業への用途として注目を浴びているクラスター。
その諸物性を、第一線の研究現場で業績をあげてきた著者らが、大学の研究室に配属されたばかりの初学者を念頭において、その基礎を易しく解説した。また、概念図・実験データを豊富に盛り込むことにより、読者の理解が容易に進むように工夫した。さらに、触媒、新規の磁性材料、電子デバイスなどの実際の応用例を挙げることによって、これから研究の場に立つ読者の興味をひくように配慮した。
超分子化学・錯体化学・触媒化学はもちろんのこと、材料科学・原子分子物理学などのような、クラスターとの境界領域を研究されている方々にも、ぜひ手に取って読んでいただきたい一冊。
目次
クラスターを学ぶための準備
1.量子力学の基礎
クラスターの基礎理論
2.幾何構造と電子構造
3.光学的性質と磁気的性質
4.熱・統計力学
5. ダイナミクス -振動運動と衝突反応-
クラスターの応用
6.エネルギー分野へ広がる応用
7.触媒分野へ広がる応用
8.電子工学分野へ広がる応用
ISBN:9784785329167
。出版社:裳華房
。判型:A5
。ページ数:260ページ
。定価:3800円(本体)
。発行年月日:2010年10月
。発売日:2010年10月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PNR。