証明論と計算量
著:竹内 外史
紙版
内容紹介
自然数論の証明論は数学基礎論の中心的問題であったが、弱い自然数論の証明論が計算量の理論と密接な関係にあることが知られている。本書は、証明論と計算量との中間領域についての基本的な事柄を、最近の話題を含めてまとめたものである。限定算術固有の分野には深入りせず、最近の目覚しい話題のFregeシステムについてふれた。
目次
1.多項式時間で計算できる関数
§1 自然数
§2 多項式時間で計算可能な関数
§3 Turing machine
2.限定算術
§1 限定算術の体系
§2 Si2,Ti2 の証明論
§3 Bussの定理
3.超数学の形式化と不完全性定理
§1 多項式時間の帰納的定義
1.1 木の表現
1.2 p -帰納的定義
§2 超数学の形式化
§3 不完全性定理
4.PHPと数え上げ原理
§1 命題論理体系FとEF
§2 PHPn と Countan
§3 ノンスタンダード・モデルの上の強制法
ISBN:9784785310967
。出版社:裳華房
。判型:A5
。ページ数:214ページ
。定価:3500円(本体)
。発行年月日:1995年。