初等微分積分学
改訂版
著:田代 嘉宏
紙版
内容紹介
第1章に高校数学の復習にあたる内容を収め、大学入学者の多様化に対応した。
数学科ほどではないが、教育系の数学コースのように論理的知識を必要とする読者向けに、1変数の微分積分に重点を置くとともに、最近はε-δ論法を避けるテキストが多い中、本書ではε-δ論法の紹介を含め、単に計算のテクニックに偏らないように配慮した。
1995年の改訂では、陰関数定理にふれるなど2変数関数の微分積分の章を充実させた。
目次
1.微分の初め
1.1 整式の微分
1.2 接線と整式のグラフ
1.3 関数の極限値と連続
1.4 導関数の計算
1.5 指数関数と対数関数の導関数
1.6 三角関数の導関数
演習問題1
2.実数,関数,微分の基本的性質
2.1 実数
2.2 数列の収束性
2.3 中間値の定理と平均値の定理
2.4 逆関数
2.5 逆関数の導関数
演習問題2
3.導関数の応用
3.1 高次導関数
3.2 関数の極値と凹凸
3.3 テイラーの定理
3.4 近似値
演習問題3
4.不定積分
4.1 不定積分
4.2 いろいろな関数の積分
4.3 有理関数の積分
4.4 無理関数などの積分
演習問題4
5.定積分とその応用
5.1 定積分
5.2 定積分の意味
5.3 定積分の図形への応用
5.4 広義積分とシンプソンの公式
演習問題5
6.2変数関数の微分積分
6.1 2変数関数
6.2 偏導関数
6.3 偏導関数の応用
6.4 陰関数定理と応用
6.5 重積分
演習問題6
ISBN:9784785310950
。出版社:裳華房
。判型:A5
。ページ数:246ページ
。定価:2400円(本体)
。発行年月日:1995年。