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宇宙環境利用のサイエンス

監:井口 洋夫
他編:岡田 益吉
他編:朽津 耕三

紙版

内容紹介

 宇宙環境は、微小重力、真空、宇宙放射線、特異的な大気組成など、地上とは大きく異なる特徴をもち、それを利用すれば、新しい科学的発見や技術開発などが可能となり、自然科学や工学研究は大きく発展するであろう。
 本書は、国際宇宙ステーションが本格的に稼働する21世紀の宇宙新時代にあたって、宇宙環境利用のビジョンと必要な基礎的な知識を紹介する入門書である。

目次

1.宇宙環境利用 研究序説
2.有人宇宙飛行と科学・技術
3.微小重力下の物質科学
4.微小重力と基礎物理学
5.重力と生物学
6.高層大気の科学
7.宇宙放射線
8.生命物質と宇宙環境利用 -タンパク質の結晶作製-
9.短時間の微小重力実験手段

著者略歴

監:井口 洋夫
宇宙航空研究開発機構顧問、理学博士。1927年 広島県に生まれる。東京大学理学部卒業。東京大学助手・助教授・教授、分子科学研究所教授・所長、岡崎国立共同研究機構長、宇宙開発事業団宇宙環境利用研究システム長などを歴任。Ph.D.,D.Sc.研究分野は有機固体化学、とくにその伝導性の研究。
他編:岡田 益吉
筑波大学名誉教授、理学博士。1932年 東京都に生まれる。東京教育大学理学部卒業、東京教育大学大学院博士課程修了。群馬大学助手、東京教育大学助手・助教授、筑波大学教授・遺伝子実験センター長などを歴任。研究分野は発生生物学、とくに生殖細胞形成機構の解明。
他編:朽津 耕三
東京大学名誉教授、長岡技術科学大学名誉教授、理学博士。1927年 東京都に生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学大学院修了。東京大学助教授・教授、長岡技術科学大学教授、放送大学客員教授、城西大学招聘教授などを歴任。研究分野は物理化学、とくに分子および分子クラスターの構造と動的挙動の解明。

ISBN:9784785300081
出版社:裳華房
判型:A5
ページ数:328ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2000年03月
発売日:2000年04月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TRP